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LINE、千葉市でAIを利用した在宅療養者向けの健康観察支援サービス開始

2021年02月17日 17時00分更新

文● ASCII

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 LINEは2月16日、千葉市の新型コロナウイルス軽症・無症状の在宅療養者を対象に「LINE CLOVA」が展開する音声応対AIサービス「LINE AiCall」を利用した健康観察の支援を開始したことを発表した。

 千葉市ではこれまで、新型コロナウイルス軽症・無症状の在宅療養者に対し、保健所からの直接の連絡によって、健康状態の確認を行なっていたという。

 今回、健康状態の確認の電話をLINE公式アカウント上や、LINE AiCallの自動電話のサービスに代替えすることによって、職員の業務負荷を軽減。保健所は在宅療養者でも、特に緊急性の高い案件に集中することが可能になるとのこと。

 支援内容としては療養者専用のLINE公式アカウント上、またはLINE AiCallにて、体温、息苦しさや喉の痛みの有無、だるさや食欲の有無、酸素飽和度の数値等の健康状態をヒアリング。その上でLINE AiCallからの電話に出なかったり、回答に異常の疑いがあった療養者などには、職員が電話や訪問でフォローをする。

 なお今回の千葉市や神奈川県で採用されている療養者フォローアップシステム(1.健康管理データベース 2.LINEアプリ上での健康状態確認 3.LINE AiCallによる、安否確認/健康状態確認)は、同社を通じて自治体向けに導入が可能とのこと。導入を促すため、LINE AiCallのサービスは現在、月額費用3ヵ月無料で提供されている(※4ヵ月目以降は応相談)。

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