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アナログ時計の優美なデザインE Inkスマートウォッチ「SKAGEN JORN HYBRID HR」レビュー

2021年02月17日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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今回試したJORN HYBRID HRの42mmケースモデル「SK3002」は質感の高いガンメタリックカラーのステンレススチールケースを採用する

安定の操作感。満充電から約2週間チャージ不要

 今回筆者は、JORN HYBRID HRの42mmケースのモデル「SK3002」を試した。白黒表示の電子ペーパーに、ガンメタリックカラーのステンレススチールのケース、メッシュタイプのメタルバンドを巧みに組み合わせたエレガントなルックスは、ビジネススーツやシックな装いにもフィットする。メタルバンドのサイズ調整は、ユーザー自身がマイナスドライバーなどの工具を使って簡単にできる。JORN HYBRID HRにはケースの色とサイズ、バンドの種類が異なる5種類のモデルが揃っている。うち2機種は、ケースのサイズがひとまわり小さい38mmのモデルだ。

SK3002はメッシュタイプのメタルバンド仕様。サイズ調整も簡単にできる

 日ごろから筆者は様々なタイプのスマートウォッチを使っているが、JORN HYBRID HRはバッテリー残量についてあまり神経質をすり減らすことなく、充実した機能を心置きなく使い倒せるところが、大きな魅力だと思う。充電器は独自の形状としているが、1週間前後の旅行も出発前に満充電にしておけば充電器は持たずに出かけられる。毎日のアクティビティや健康ログのデータ記録が途絶えてしまうことが気にならなければ、JORN HYBRID HRは使うたびに充電する手間が少ないので、お気に入りのアナログ時計と交互に着こなしが楽しめそうだ。

本体の充電には専用のアダプターを使う。約2週間の連続使用ができるバッテリーを搭載しているので、1週間前後の出張や旅行に出かける場合はアダプターを持ち歩く必要がなさそうだ

 ユーザーが任意にアプリを追加できる仕様にはなっていないが、いまどきのスマートウォッチに求められるスマホと連携する通知表示、心拍計測やアクティビティトラッキングなど流行りの機能は一通り揃っている。シンプルな操作感もいい。

 画面のタッチ操作には対応していないものの、サイドに配置する3つのボタンによる基本操作は慣れればスムーズにこなせる。寒い日に手袋を着けたままでも操作できるところがいい。本体は3気圧防水なので、雨や汗など水滴の付着までなら耐えられる。キッチンでの水仕事など濡れる可能性のある場面で使うことは避けたい。

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