人感センサーやWindows Hello対応カメラ搭載、前に座るだけで起動する「瞬間起動」に対応
ほとんど見た目薄型テレビ、Ryzen 7搭載でテレワークや写真動画編集など高い汎用性が魅力のオールインワンPC「ESPRIMO FH-G/E3」 (2/2)
2021年02月07日 12時00分更新
色域の広い4Kディスプレーを搭載
ディスプレーのサイズは23.8型で、解像度は4K(3840×2160ドット)。IPS方式のノングレア(非光沢)パネルのため、視野角が広く、明るい場所でも映り込みが少ないため、とても見やすい。
解像度だけでなく色再現性も高く、表示色は10.7億色、色域はsRGBカバー率95%以上。パソコンの標準的な色域をほぼカバーしているため、Webデザインの制作や写真の編集など、色にシビアなクリエイティブな作業も行ないやすいのはうれしいポイント。実際に写真編集や動画編集を試してみたが、微妙な色の違いや修正ムラなどにも気がつきやすく、精度の高い作業ができた。
ちなみに、ESPRIMO FH-G/E3には画像編集ソフト「Corel PaintShop Pro 2020 SE」、RAW現像ソフト「Corel AfterShot Pro 3」、お絵描きソフト「Corel Painter Essentials 7」、イラスト制作ソフト「Corel DRAW Essentials 2020」、動画編集ソフト「CyberLink PowerDirector 16 for FUJITSU」などがプリインストールされており、この高品位ディスプレーを存分に活用してコンテンツを制作できるようになっている。またMicrosoft Officeも購入時にカスタマイズ可能なので、テレワークに活用したいと思っている人は選択するといい。
なおディスプレー上部には約92万画素のHD Webカメラが、下部には人感センサーも内蔵されている。本製品は、この2つのセンサーを利用することで、端末の前に座るだけでパソコンを起動できる「瞬間起動」という機能を実現している。あらかじめWindows Helloで自分の顔を登録して、瞬間起動を有効にしておけばスタンバイからの復帰もスムーズ。テレワークでは作業を中断して離席する機会も多いので、こうした使い勝手を上げてくれる機能が標準で搭載されているのはありがたい。
コンパクトで洗練されたデザインと、使い勝手のよさが魅力的なESPRIMO FH-G/E3。今回は、その外観や機能を中心に紹介したが、次回は気になるパフォーマンスをチェックしていこう。
ESPRIMO FH-G/E3の主なスペック | ||
---|---|---|
標準スペック | 試用機のスペック | |
CPU | Ryzen 7 4700U(2.0~4.1GHz)、8コア/8スレッド | |
グラフィックス | Radeon RX 5300M | |
メモリー | 8GB | 16GB |
ストレージ | 約256GB SSD | 約1TB SSD |
ディスプレー | 23.8型(3840×2160ドット)、ノングレア | |
内蔵ドライブ | ー | |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0 | |
インターフェース | USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1×3、HDMI出力、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、有線LAN端子 | |
サイズ/重量 | およそ幅544×奥行196×高さ400mm/約6.0kg | |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
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