エヌ・ティ・ティ・コムウェアは1月21日、奈良県の国営平城宮跡歴史公園にて四足歩行ロボットと画像認識AIを活用した「自動巡回点検検証」を開始すると発表した。
国営公園において、AIやIoTなどの新技術を活用することで公園の抱える課題の抜本的な解決や公園利用者サービスの創出など、魅力向上を目指した取り組み「平城宮跡歴史公園スマートチャレンジ」の一環となる。
公園維持管理業務の自動化に向けて、点検しづらい植生エリアや立ち入ることが困難な調整池近辺、体調不良と思われる来園者・ごみや落し物の発見、倒木・落枝に繋がる樹木の危険予兆(木材腐朽菌の発生等)など、広域な園内の維持管理業務を自動運転四足歩行ロボの巡回による効率的な画像データを収集。
ドローン空撮画像や設置型LiDARで習得した3Dモデルを統合し、クラウド上に仮想点検空間としての「デジタル平城宮跡歴史公園」を構築。四足歩行ロボットを活用してデータ収集/AI画像解析し、公園内の不具合事象を抽出するという。
自動巡回点検の実験・検証は2月中旬~3月の予定。