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仕事や学習用途で十分活用できるスペックが魅力

8万円台で第10世代Core i5搭載のコスパモデル「mouse B5-i5」はテレワークやオンライン授業にオススメ

文●平澤寿康 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

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このクラスとしては標準的な性能を発揮

 では、ベンチマークテストの結果を紹介していこう。なお、今回利用した試用機は、冒頭で紹介した標準仕様に近い仕様だったものの、内蔵ストレージがSATA仕様の256GB M.2 SSDとなっていた。標準仕様であるNVMe SSDよりも速度が遅く、ベンチマークテストに影響を及ぼす可能性もあるため、その点はご了承願いたい。

搭載CPUは、標準仕様の通りCore i5-1035G1。メインストリームノートPCとしては標準的なCPUといえる

内蔵ストレージは標準仕様とは異なり、SATA仕様の256GB M.2 SSDを搭載していた

テスト時には、付属ツール「Fan Speed Setting」でファンの設定を「最大」にして行なっている

 また、B5-i5には標準で空冷ファンの動作をコントロールできる「Fan Speed Setting」というツールが標準で用意されており、テスト時には常にファンが最大回転数で動作する「最大」に設定して行なっている。

PCMark 10の結果は、上位製品には届かないが、このクラスとしては標準的なスコアが得られており、性能面で大きな不満は感じないはずだ

 まずは、PCの総合的な性能を計測する「PCMark 10」の結果から。さすがに上位クラスのノートPCに比べるとややスコアが低いものの、このクラスとしては十分満足できるスコアといえる。動画エンコードなどはやや遅いと感じる場面があるかもしれないが、ウェブアクセスやOffice系アプリの利用、動画視聴などで動作に不満を感じる場面はまったくないと考えていいだろう。

Core i7など上位CPUには届かないものの、Core i5-1035G1としては十分なスコアが得られている

こちらもR20同様で、スコアに大きな不満はない

 つぎに、CPUの処理能力を計測する「CINEBENCH R20」と「CINEBENCH R23」の結果だ。こちらも上位CPUには届かないが、マルチスレッド、シングルスレッドともに搭載CPU相応の結果が得られている。

Sky Diverの結果は5000に届かなかったものの、Intel UHD グラフィックスとしては標準的な値だ

Fire Strikeの結果は1200にとどまった。本製品はゲーミング用途のノートパソコンではないため、このスコアは致し方ないといえる

 続いて、3D描画性能を評価する3DMarkの「Sky Diver」と「Fire Strike」だ。Core i5-1035G1に内蔵するグラフィックス機能はIntel UHD グラフィックスで、上位CPUに搭載されるIris Plus グラフィックスなどに比べると描画能力は低い。さらに試用機はメモリーが8GBのシングルチャネル構成となっていたことから、グラフィックス機能の性能が最大限引き出せていない。そのため、Sky DiverおよびFire Strikeの結果もかなり低くなっている。

 しかしながら、もともとIntel UHD グラフィックスの3D描画能力はそれほど高いものではないうえに、本製品は一般的な作業を目的としたスタンダードノートPCであるため、この結果は致し方ないといえる。

PCMark 10 Battery Profileでは5時間15分の駆動を確認。特別長いわけではないが、数時間の利用ならACアダプターがなくても問題ないはずだ

 最後に、PCMark 10のBatteryテスト「PCMark 10 Battery Profile」を利用してバッテリー駆動時間をチェックしてみた。

 テストは、Windowsの省電力設定を「バランス」、電源モードを「より良いバッテリー」、バックライト輝度を50%、無線LANを有効にして実施。結果は、5時間15分だった。公称のバッテリー駆動時間は約7時間ということで、やや短いという印象もあるが、バックライト輝度を50%に設定とやや条件が過酷だったことを考えると、十分な駆動時間といえる。これなら、宅内で他の部屋に持ち出して数時間利用する場面でも、ACアダプターを接続せず安心して利用できそうだ。

コスパに優れるメインノートとしておススメ

 このように、B5-i5は飛び抜けた仕様はとくに見当たらないものの、このクラスの製品としては非常によくまとまった製品と感じる。また、非常に扱いやすいキーボードに、テレワークやリモート授業に不可欠なウェブカメラと高品質マイクを搭載しているため、ビジネスでの利用はもちろん、学生の学習用途にも問題なく対応できる。

 性能面でも、ターゲットとしている家庭で利用するメインPCとして考えると、大きな不満を感じることはない。そのうえで、8万5580円からという安価な価格は大きな魅力となるだろう。そのため、家庭で利用するメインPCに加えて、テレワークや学生の学習用途などに利用するPCを探している人にもおススメしたい。

(提供:マウスコンピューター)

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