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超軽量3.4gの完全ワイヤレス、1MORE「ComfoBuds」は長時間利用でも快適

2020年12月08日 13時00分更新

文● ASCII

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 1MOREは低価格でありながら、質感や音質の高さを兼ね備えており、特にエントリー機種では人気のあるブランドだ。一方でラインナップが幅広く、新技術を早い段階で取り入れるブランドとしても知られている。簡単に言えば、開発力の高いイヤホンブランドである。

 「ComfoBuds」(コンフォバッズ)は、そんな1MOREの新製品のひとつで、重量3.4gと業界最高クラスの軽量性をうたう一方で、口径の大きな13.4mmのダイナミックドライバーを搭載。IPX5やBluetooth 5.0(SBC/AACコーデック)への対応など、基本を押さえた仕様となっている。タイプとしては、AirPodsなどと同様のスティックスタイル。28.9gのケースもかなりスリムになっているのも特徴だ。

 Makuakeで先行予約販売の受付をしており、先着500名/30%オフの状態では6144円と完全ワイヤレスとしては買いやすい価格も魅力だ。

 完全ワイヤレスは、音楽を楽しむものだが、最近ではヘッドセットとして、電話だけでなくテレワーク/ウェブ会議用に使うニーズも増えている。本体にはENCマイクを4基(片側に環境マイクと通話マイクがそれぞれ1基)装備しており、周囲の雑音を抑えた収音が可能となっている。騒がしい屋外利用はもちろんだが、オフィスなど暗騒音がある環境でも、声に絞った的確な収音が可能になるはずだ。

 再生時間はフル充電で4時間。ケース併用で18時間と、最近の製品としては控えめと言える。イヤホンのフル充電までは85分ということで、急速充電というほどではないが、ストレスを感じない程度の速さで充電も完了する。

 シンプルで持ち運びやすい形状でありながら、基本は押さえたスペックの製品を求めている人にはお勧めだ。

軽量なので長時間疲れず使える

 パッケージを空けて最初に感じるのは、ケースの小ささだ。小型軽量ケースをうたう製品は少なくないが、その中でもあまり見たことのないほど細い。一般的な完全ワイヤレスイヤホンと比較した場合、一回り、いや二回りほど小型と言ってもいいのではないだろうか?

 形状としては耳穴に掛けるタイプになっており、密閉感は低い。ただし、そのぶんナチュラルな音の広がりが感じられ、軽さもあって長時間の使用でも疲れにくいと思う。

 ガッチリ密閉するわけではないので、ジョギングやエクササイズ時に外れるのではないかと気になるが、軽量の本体であるため、激しく動いても意外に大丈夫という印象だ。

 この価格帯でも、装着部には人感センサーがついており、取り外せば一時停止、装着し直せば、再度再生が可能となっている。ユーザービリティにも配慮した設計と言えるだろう。

 トーンバランスについては、美しく高域が伸びて、アコースティックな再現に適している印象。ここは1MOREらしいところ。セミインイヤホンで、密閉しない構造のため、低域の力感だったり、ビート感などは乏しい面があるのだが、ドライバー自体の性能は高いと思われる。

 イヤホンの再生では密閉感が重要となるため、できれば自分の耳に一番いいポジションを探って使いたいところだが、小型の本体で、かつタッチセンサー操作のため、装着時に指で触れて、再生が止まってしまったりといった歯がゆさは多少感じた。ただ、全体に装着感と操作感は軽快で使いやすいモデルに仕上がっていると言えそうだ。

音声のみを収音するためにつかう、環境マイクを上部に搭載している

人感センサーを搭載しており、取り外すと自動的に一時停止する

イヤーチップについては薄型で独特の形状だ

 ボーカルの聞きやすさや、中高域の美しさがあるので、傾向としては長時間会話するようなウェブ会議でクリアに声を聞いたり、外出先などで映画を観たりする際に有効と言えるかもしれない。周囲の音もある程度入ってくるので、低域のビート感もりもりのサウンドが好みという人よりは、比較的静かな場所で、アコースティックなサウンドやボーカル中心に楽しみたい人向けという面があるかもしれない。

 いずれにしても、本体の軽さは驚くほどなので、長時間イヤホンを装着し続ける用途を考えている人に向いた製品と言える。

 Makuakeでの募集期間は12月12日までと間近で、30%OFFの枠もまだ残っているようなので、興味がある人は急いだほうがいいだろう。

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