●4. ぐるぐるフランクリンモーター!
最後は少しだけ用意するものが多い上級編として、フランクリンモーターの作り方をご紹介します。中級編でご紹介したライデンびんを使い静電気の力で動かすモーター。雷の中で凧揚げをして雷雲の帯電を証明するという実験をしたフランクリンの名前がついています。
【用意するもの】アルミホイル、発泡スチロール、鉛筆、画鋲、プラスチックカップ、タオル、塩ビパイプ(東急ハンズで購入)、導線(または針金)、はさみ、セロハンテープ、両面テープ
【実験手順】
1. アルミホイルをはさみで3cm×1cmのサイズに8枚切り、両面テープで隣同士がぶつからないようにプラスチックカップに貼ります。また、画鋲をプラスチックカップの真ん中にさします。※画鋲を手などに刺したりしないよう十分に注意してください。
2. 発泡スチロールに鉛筆を刺し、鉛筆の上に画鋲の先端をのせます。
3. 導線(または針金)を写真のように折り曲げてセロテープで固定します。左側は最後が上向き、右側は最後が机についています。左側も右側も反対側の先端はプラスチックカップの近くで止まるようにして、当たらないようにします。
4. 発泡スチロールの下にアルミホイルを敷き、右側の導線(または針金)の最後の部分とアルミホイルをセロテープでとめます。
5. タオルでこすった塩ビパイプを左側の導線(または針金)の先端に近づけると、プラスチックカップが回りだします。
電池などがないのに、塩ビパイプをこすったときの静電気の力だけで動くなんて不思議ですよね。ちなみに、フランクリンが行なった凧とライデンびんで雷雲の帯電を証明する実験はとても危険なのでマネをせず、こちらのフランクリンモーターを楽しみましょう!
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