ジブセイルゲームズは11月14日、新型コロナウイルスの影響と対策をボードゲームとした「Operations Research for COVID-19」を発売した。
ジブセイルゲームズはインディーズのボードゲームブランド。Operations Research for COVID-19は「ゲームマーケット 2020秋」で発表。ウォーゲーム通販サイトにて委託販売される。
Operations Research for COVID-19は、日本国内における COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響を検証するためにデザインされた1人用図上演習ツール。1ターン1週間単位で進み、2020年2月から12月までを扱う。プレーヤーは感染症対策本部(実在する組織)の実務幹事(実在しない役職)という立場となり、感染による死と経済起因による死を国民や政府の支持を失うことなく抑制することを目指す。
図上演習において、感染抑制施策を実施しない場合は感染規模は1週間で1.5倍~2倍のペースで拡大し、感染規模が医療リソースを超過すると重篤化率と死亡率が上昇する「医療崩壊」に陥る。「入国規制」や「営業自粛要請」そして「緊急事態宣言」といった感染抑制施策に予算を割いて対策するが、感染抑制施策は経済にダメージを与えて失業率を悪化させ、経済起因の自殺者を増やすことになる。
新規感染者や死亡者の数はグラフとしてプロット、影響を受けるGDP成長率や失業率、経済起因の自殺者数も算出できる。
ゲームマーケット 2020秋でのイベントでの頒布価格は3000円。ウォーゲーム通販サイト(「小さなウォーゲーム屋」:http://petitslg.shop-pro.jp/ および「ボードウォーク岡山店」:https://www.boardwalk.co.jp/iogm/)にて委託販売(委託販売価格は店舗により異なる)