ABBYYジャパン株式会社
最新バージョンのプラットフォームでは、ユーザーのインタラクションとビジネスプロセスが結びつけられており、360度の視点で業務を考察することが可能になりました。
ABBYYはTimeline 5.0の発売を10月に発表しました。唯一のエンドツーエンドのプロセスインテリジェンスプラットフォームであるTimeline 5.0では、人、プロセス、コンテンツのインサイトを組み合わせることで、ビジネスオペレーションを360度の視点から可視化。新しいタスクマイニング機能と特許出願中のプロセスマイニング技術を活用して、Timelineはデスクトップユーザーの操作データを分析し、システムイベントデータからマイニングしたプロセスの詳細とシームレスにリンクさせています。それにより組織は、業務効率を高め、顧客体験を向上させ、インパクトあるデジタルトランスフォーメーションのイニシアチブを加速させることができるようになります。
2020年第1四半期に実施されたグローバルのForrester社の調査[1]によると、新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延時には、組織の3分の2(66.7%)がプロセスの中断を余儀なくされたそうです。企業は、ビジネスプロセスの可視化ができていないため、デジタルトランスフォーメーションのイニシアティブの可能性を十分に実感することができずに苦労しています。こうした課題の主な原因は、ビジネスプロセス管理(BPM)、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、プロセス・マイニングのツールが、理解能力に欠けていることにあります。すなわち、変動するプロセスの詳細をユーザーが実行するステップにまで掘り下げて把握することができていないのです。
「新しいタスクマイニング機能により、当社はプロセスインテリジェンスツールの水準をさらに高め、お客様がデジタルトランスフォーメーションの成功に不可欠な人、プロセス、データの連携を実現できるようにしました」と、ABBYYの最高マーケティング責任者を務めるスコット・オピッツ氏はコメントしています。「これらの新機能がABBYYのデジタルインテリジェンスプラットフォームに追加されたことで、組織はRPA、アナリティック・プロセス・オートメーション、およびインテリジェント・ドキュメント・プロセッシングのイニシアチブをより明確に識別、設計、実装、監視できるようになり、そうした取り組みへの投資から最大の利益を得ることが可能になります。」
ABBYY Timelineは、プロセスディスカバリーやマイニングに対する既存のアプローチを超えています。というのも、ビジネスプロセスの完全な可視化と、構造化されていないコンテンツや半構造化されたコンテンツのインサイトを組み合わせているのです。こうしたコンテンツは、市場をリードするABBYYのAI OCRを始めとしたContent Intelligence関連製品を通じて得ることができます。ガートナー社は、このプラットフォームを「コンテンツ/ケースベースのデジタルトランスフォーメーションイニシアチブに独自に対応したもの」と位置づけし、「変化の激しいコンテンツ中心のプロセスとそのパフォーマンスをエンドツーエンドで可視化することで、課題を特定し、効率性を高め、顧客体験を向上させることができる」、と評価しています。[2]
主要なビジネスオペレーションの包括的なインサイトを得るために、企業に対しガートナー社が推奨しているのは、タスクマイニングとプロセスマイニングを補完的なアプローチとして組み合わせることです。同社によると、そうすることでより良い可視性が生まれ、理解力が深まり、プロセスとタスクの両方のレベルでマイニングを成功に導くことができるとしています。[3]
Timeline 5.0のタスクマイニング機能は、以下のような目的を達成するために設計されています。
時間のかかる繰り返しタスクを特定し、自動化の可能性のある候補を選出することで、ナレッジワーカーをそこから解放し、より価値の高い業務に集中させ、自動化イニシアチブにおいてリーダーがデータに基づいた意思決定を行えるようにする。
タスク実行の変動性を明確にし、コンプライアンス違反のリスクを軽減する自動化セーフガードを有効にする。
タスクレベルの詳細をTimelineの直感的なポイントアンドクリックのプロセス分析ツールと組み合わせることで、統一されたエンドツーエンド/トップツーボトムのオペレーションの理解を深め、デジタルトランスフォーメーションのイニシアチブが予測可能な結果をもたらし、意図しない結果を引き起こさないようにする。
多面的なデータセキュリティサービスのセットによって機密情報を厳重に保護しながら、多数のデスクトップユーザーに合わせて簡単に拡張し、ユーザーアクションのバリエーションの完全なセットを見出す。
ABBYY Timeline 5.0の詳しい情報については、以下をご覧ください。 https://www.abbyy.com/ja/timeline/
企業のプロセスとコンテンツを変革するABBYYのDigital Intelligenceソリューションのラインアップに関する詳細は、以下のページをご覧ください。https://www.abbyy.com/ja/solutions/digital-intelligence/
[1] 「Forrester Infographic: 大規模なデジタルプロセスオートメーション(Digital Process Automation at Scale)」、Forrester Research社、2020年7月14日
[2] Gartner社「プロセスマイニングのための市場ガイド(Market Guide for Process Mining)」、マーク・ケレマンズおよびその他の関係者、2020年9月30日
[3] Gartner社 「プロセスマイニングとタスクマイニングの違いおよびユースケースを発見するには(Discover the Differences and Use Cases of Process Mining Versus Task Mining)」、マーク・ケレマンズ、トゥッシャー・スリヴァスタヴァ、 2020年4月22日
ABBYYについて
ABBYYは、デジタルインテリジェンスプラットフォームを用いて、企業のビジネスプロセスとその原動力となるコンテンツを完全に把握できるようにします。ABBYYのテクノロジーは、5000社以上の企業で使用されており、その中にはフォーチュン500にランク付けされている企業も多数名を連ねています。インテリジェント・ドキュメント・プロセッシング(IDP)(https://www.abbyy.com/company/news/everest-group-names-abbyy-a-leader-in-its-intelligent-document-processing-products-peak-matrix-assessenent-2019/)やプロセスディスカバリー&マイニング(https://www.abbyy.com/ja/company/news/nelson-hall-names-abbyy-a-leader-in-process-discovery/)といった分野では、ABBYYのリーダーシップが高く評価されており、 顧客体験、効率化、収益力、市場競争における優位性といった点で絶大な影響力を発揮しています。 ABBYYは世界14か国に事業拠点を持つグローバル企業です。 詳しい情報については、https://www.abbyy.com/ja/companyをご参照ください。