エレコムは11月10日、Wi-Fi 6に対応する製品を含む法人向け無線アクセスポイント3モデルを発売すると発表した。
Wi-Fi 6対応のマネージモデル「WAB-M1775-PS」は11月下旬から、Wi-Fi 6対応のスマートモデル「WAB-S1775」とWi-Fi 5対応のスマートモデル「WAB-S1167」は、2021年1月下旬から順次発売する。価格はWAB-M1775-PSが3万8280円、WAB-S1775とWAB-S1167はオープンプライス。
WAB-M1775-PSは、Wi-Fi 6に対応し、5GHz/1201Mbpsと2.4GHz/574Mbpsの同時通信で最大1775Mbps(すべて理論値)の通信速度を実現するとうたう法人向けの無線アクセスポイント。従来のWi-Fi 4、Wi-Fi 5の端末の接続も可能で、シームレスなインフラのアップグレードができる。
「平等通信機能」にも対応し、教育現場など多数の端末が同時接続する場合の通信の均一化が可能。また、ビームフォーミング機能も備え、離れた場所にある対応端末の接続もサポートする。
同時接続台数は最大256台。PoE受電、PoEパススルー機能に対応し、設置場所の近くに電源がない場合でもLANケーブルを使って送電できる。WPA3にも対応し、WPA3-Enterpriseを使用することで高いセキュリティー性を確保した。また、DFS障害回避機能を搭載し、W53やW56のDFS帯を用いた5GHz帯でも安定した通信が可能だという。
そのほか、来客向けのゲストWi-Fi機能や災害用統一SSID「00000JAPAN」にも対応する。マグネットや金具などが標準で付属し、金属面や壁面・天井面など幅広い場所に設置できる。本体へのいたずらの防止に役立つセキュリティーカバーも標準で付属する。セキュリティカバー使用時の本体サイズ(突起部除く)/重さは、およそ幅170mm×奥行き225mm×高さ48mm/およそ950g。
また、オプションで管理ソフトウェアや外部アンテナ「WAB-EX-ANT1」を使用可能。外部アンテナは、アクセスポイント本体のアンテナ出力先を内部/外部に切り替え可能なほか、設置場所にあわせてアンテナ出力先を変更できる。価格は4本セット3278円で12月下旬から販売を開始する。サイズ/重さ(1本あたり)は、およそ幅18.7×奥行き13.3×高さ164.8mm/およそ15g。
WAB-S1775はWi-Fi 6に対応するスマートモデルで、同時接続台数は最大100台(2.4GHz帯:50台、5GHz帯:50台)。最大通信速度(理論値)は5GHz/1201Mbpsと2.4GHz/574Mbps。
WAB-S1167はWi-Fi 5対応のスマートモデル。同時接続台数は最大64台(2.4GHz帯:32台、5GHz帯:32台)。通信速度(理論値)は最大867Mbps。