ファーウェイのスマホを使っている人には非常に便利
スマホにかかってきた電話に応答したり、届いた通知を確認したり、スマホが見当たらない時に音を鳴らして探せたりと、一般的にスマートウォッチに期待される機能は一通り揃っていると考えていいでしょう。
GT2 Proは、Android 4.4以上とiOS 9.0以上のデバイスに対応しています。ただし、デバイスによって利用できる機能に差があり、最も多くの機能を使えるのはファーウェイのスマホ。EMUI 8.1以上を搭載していれば、カメラのリモートシャッター機能が使えます。さらに、EMUI 10.1以上でNFCを搭載していれば、スマホの「ギャラリー」アプリで写真を選んで、GT 2 Proにかざすだけで写真を転送できる「OneHop」という機能も使えます。また、Androidスマホであれば、文字盤デザインをダウンロードして追加することができます。
ファーウェイのスマホを使っている人に、HUAWEI WATCH GT 2 Proがベストな選択であることは間違いないでしょう。GTやGT2など従来モデルを使っている人も、GT 2 Proの購入を検討する価値はあると思います。機能に大きな進化は見られませんが、装着感は大幅に向上します。従来モデルは“あくまでもスマートウォッチ、デジタル機器”と感じられた質感が、GT 2 Proでは、アナログとかデジタルとか関係なく、ちゃんと“良い腕時計”という着け心地を味わえます。
ファーウェイ以外のスマホを使っている人でも、2週間の電池持ちに惹かれるのであれば“買い”でしょう。
HUAWEI WATCH GT 2 Proはプロセッサーに「Kirin A1」を使っていますが、米国からの規制により、この「Kirin」チップが今後も使い続けられるかどうかは微妙です。GT 2 ProがKirinを搭載する最後のウォッチになる可能性もあるかも……と、個人的にはそんなことを思っています。そういう意味も含めて、現時点での完成度を極めたGT 2 Proは“買い”だと思っています。
※この記事に使用した機器
・スマートウォッチ:HUAWEI WATCH GT 2 Pro
・スマートウォッチのファームウェア:バージョン 10.1.1.18
・スマートフォン:HUAWEI Mate 30 Pro 5G
・スマートフォンのOS:Android 10 + EMUI 10.1.0
・「ヘルスケア」アプリ:バージョン 10.1.2.553