1.4倍、2倍のテレコンバーターにも対応
シグマ、マクロ撮影の性能を追求した中望遠マクロレンズ「105mm F2.8 DG DN MACRO」
2020年10月01日 13時30分更新
シグマは9月30日、公式YouTubeチャンネルなどで実施した「SIGMA STAGE Online」において、フルサイズミラーレス用の中望遠マクロレンズ「105mm F2.8 DG DN MACRO」を発表した。
Lマウントとソニー Eマウントに対応する2モデルを用意。発売日は10月23日で、予定価格はいずれも10万4500円。レンズ用ケースとフードが付属する。
本製品は、フルフレームのミラーレスカメラ用に専用設計されたという、ミラーレス専用Artライン初というマクロレンズ。光学性能からレンズボディーのビルドクオリティーにいたるまで、中望遠マクロレンズに期待される性能を最高水準でまとめあげたとうたう。
本体サイズ/重さは、Lマウントがおよそ最大径74×長さ133.6mm/715g。ソニー Eマウントがおよそ最大径74×135.6mm/710g。
最新の光学設計を採用し、マクロ撮影で重要な至近での性能にくわえて、無限遠にいたるまで、すべての撮影距離で描写性能を高めた。さらに、カメラ側での収差補正で対処できない軸上色収差を重点的に補正することで、繊細な描写と色にじみのないクリアな画質を両立させたという。
Lマウント用のみ、1.4倍テレコンバーター「TC-1411」と2倍テレコンバーター「TC-2011」にも対応する。1.4倍テレコンバーター装着時は147mm相当、2倍テレコンバーター装着時は210mm相当の望遠で撮影できる。
また、マクロ撮影時に便利なフォーカスリミッター機能や、任意の機能を割り当てられるAFLボタンも搭載。絞りリングには、マクロ撮影で操作音が気になるクリックのオン/オフを切り替えられるスイッチを装備。ロック機構を操作するスイッチも備えた。このほか、防塵防滴機構や撥水防汚コートも実装する。
本製品では、レンズの大型化を防ぐためレンズ内手ブレ補正機構は非搭載とした。また、マクロ撮影時の光学性能を重視するため、オートフォーカスの速度はある程度犠牲にしているという。
主な仕様は、レンズ構成枚数が12群17枚(SLD1枚)、画角が23.3度、絞り羽根枚数が9枚(円形絞り)、最小絞りがF22、最短撮影距離が29.5cm、最大倍率が1:1、フィルター径が62mm。