株式会社シグマアイ
量子アニーリングマシンを活用した研究開発ソリューション・アプリケーションを提供する、株式会社シグマアイ (東京都港区港南、代表取締役:大関真之・伊勢賢太郎)は、映画館や劇場をはじめとして現在行われているソーシャルディスタンスを考慮した座席配置に対して、親しい人や家族との距離を離さずに安心と安全を保ちながら、感動の共有を実現する最適な座席配置を瞬時に提供する技術”Qinema seat (キネマシート)”を開発しました。
現在多くの映画館や劇場では、隣の席を開けてソーシャルディスタンスを設けることで感染防止対策を実施しています。しかしその座席配置は一律に用意され、親しい人同士や家族を含む複数のお客様向けにも仕切られた空間が提供されています。小さいお子様を連れた家族連れのお客様の場合には、なかなか安心できず最も大切な感動の瞬間を損なうといった問題がありました。
シグマアイでは、量子アニーリングを利用した組合せ最適化問題を解く技術を駆使して、最適な座席位置を提案するQinema seatを開発しました。これまでのソーシャルディスタンスを考慮すると言う前提はそのままに、親しい人や家族同士のお客様同士は離さずに、最適な座席位置を瞬時に提示することが可能です。時々刻々と予約のお客様で占有されていく座席に対しても、その状況に合わせて多くのお客様のニーズに応えられる座席位置を提案することが可能です。また多くのお客様の要望を予め回収したのちに、最適な座席配置を提案することも本技術を利用することで可能です。
映画館や劇場における座席配置だけでなく、飲食店、教育現場での座席配置の検討にも有効です。新しい技術で新しい標準を作るために、シグマアイはこれからもお客様に寄り添い、笑顔を作るためのソリューションを提供してまいります。
■事業内容
シグマアイは、子供たちのために未来を描き、私たちの技術で形にすることを目指す企業です。最先端科学技術を駆使して、豊かで健康で安全な活力ある社会を創造します。社会基盤となる技術として、量子アニーリングに注目して顧客企業の皆様とともに、D-Wave Systems社の量子アニーリングマシン(2019年7月に日本初の大型利用契約を締結)をはじめとした新しい計算基盤を用いた研究開発事業、および多くのユーザーの生活に寄り添い、身近でありながら、優しく社会に浸透するアプリケーション開発事業を行っています。
■企業概要
近年注目を集める量子科学技術を活用した量子アニーリングに、大規模で高次元データを瞬時に処理するための要素技術として強い期待が寄せられています。特に工場や物流、農業、防災などをはじめとした広い範囲で、組合せ最適化問題による効率的なスケジュールの設計や、機械学習による予測に量子アニーリングを活用する動きが活発となっています。黎明期から発展期を迎える量子科学時代において、シグマアイは、独自の量子アニーリングマシンの性能の限界を超える根幹技術を持ち、量子アニーリングの活用事例を豊富に持つ東北大学の研究成果を社会に還元するために、様々な研究開発機関、事業会社との共同開発を進める世界でも屈指のスタートアップ企業です。
会社名 :株式会社シグマアイ
所在地 :東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス6階
代表者 :大関真之・伊勢賢太郎
設立 :2019年4月
会社HP: https://sigmailab.com/
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社シグマアイ 担当:伊勢
info@sigmailab.com