独自のミーティング機能、ノイズサプレッサ―機能を大検証!
オンライン会議を快適にする<LAVIE Pro Mobile>、そのミーティング機能の実力
提供: NECパーソナルコンピュータ
<LAVIE Pro Mobile>の「ミーティング機能」は、何がそんなにすごいのか?
テレワークでの働き方が一般的なものになってきた現在、ビジネスに欠かせないものとなっているのが、オンライン会議やオンライン通話など、ネットを介してのコミュニケーションだ。
<LAVIE Pro Mobile>では、こうしたオンラインでのコミュニケーション、ミーティングをより快適にするための機能が用意されている。それが、ヤマハと共同開発した「ミーティング機能」だ。
このミーティング機能は、オンライン会議の内容によって、「マルチユーザーモード」と「パーソナルモード」という2つのモードを切り替えて利用することができるもので、マルチユーザーモードでは、<LAVIE Pro Mobile>を囲む周囲にいる人全員に聞きやすい音声再生が可能になり、パーソナルモードは、<LAVIE Pro Mobile>を利用している前方のユーザーにのみクリアに音声が聞こえるモードとなっている。
実際に聞こえ方がどう違うのか実験してみると、確かにマルチモードは<LAVIE Pro Mobile>の周囲のどこにいても相手の声が聞きやすく、パーソナルモードに切り替えると、前方では同様に普通に聞こえるが、横や後ろにいるときには、まったく相手の声が聞こえないというほどではないが、数段落ちて聞こえる。
また、ミーティング機能がOFFの状態だと、横や後ろにいても、<LAVIE Pro Mobile>のある方向から声が聞こえるのだが、マルチユーザーモードのときのように、人の話し声だけがはっきり聞こえるという感じではなく、スピーカーからの音がそのまま届いている、といったような印象だ。<LAVIE Pro Mobile>のBOX型2Wステレオスピーカーは本体底面の前面に設置されているため、OFFの状態だとやはり前面のほうが聞き取りやすい。
そこでちょっとした実験を行ってみることにした。実験方法は次の通りだ。
会議室に設置した<LAVIE Pro Mobile>と、別室に設置した別のパソコンとでMicrosoft Teamsを利用してオンライン会議を実施。別室のPCの前にスマホを設置し、ASCIIチャンネルの動画を再生。常に誰かしらの声が通話状態となっているシチュエーションをつくる。
この状態で、ミーティング機能OFFの状態、パーソナルモード、マルチユーザーモードの3パターンで、<LAVIE Pro Mobile>の前方、左横、後方の音量を騒音計で計測してみた。
各モードでの最大計測音量 | |||
---|---|---|---|
モード | パーソナルモード | マルチユーザーモード | 機能OFF |
前面 | 84.8dB | 86.2dB | 85.1db |
側面 | 83.1db | 84.1db | 85.6db |
背面 | 77.7dB | 80.2db | 80.6db |
結果、前面と背面では多少音量に差が出るものの、モードによっての音量差はほぼなかった。これは一体どういうことか?
NEC PCに確認してみると、「ミーティング機能では、音量ではなく、音の周波数や位相を調整することによる聞きやすさの調整を行っているため、騒音計の測定では差分は出ませんが、耳で聞いた音の聞こえ方では、確実に違いがあると思います」とのこと。ということは、このミーティング機能を視覚的に調査するには位相計を用いて波形を調べなければならないということらしい。
残念ながら今回はそこまでは用意できなかったので、このミーティング機能による聞き取りやすさの違いを写真などで視覚的にお見せすることはかなわなかった。代わりと言ってはなんだが、試しに行ったもうひとつの実験の結果も報告しておこう。
<LAVIE Pro Mobile>の後ろに他の編集部員に座ってもらい、筆者が手元でモード変更を行って、パーソナルモード、マルチユーザーモード、ミーティング機能OFFの状態を切り替えてみて、声の聞こえ方で現在どのモードかを言い当ててもらったが、正答率は100%で、やはりマルチユーザーモードが最も聞き取りやすいという回答だった。
周波数特性を調整し、人の声だけを聞こえやすくするのは、ある意味、音楽再生などでイコライザーを使ってボーカル強調した音響設定のようなものだと思われるが、それに加え、前方にだけ音場をつくる、全方位的に音場を広げるという調整を行っているのがミーティング機能なのだ。
うまくつながらない、カメラの映像が映らないなど、オンライン会議におけるトラブルはまだ多いが、最もストレスを感じるのは相手の声が聞き取りづらいことだろう。ネット環境や使用ツールの問題以外でもその改善を志したミーティング機能は、やはり特筆すべき機能だと言える。
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