スマートウォッチの「HUAWEI WATCH GT2e」には、睡眠の質を計測できる機能が搭載されている。一般的なスマートウォッチには、夜間に充電しておかなければ翌日使えないというものも少なくないが、同機は充電不要で2週間使用できることをうたう高スタミナなモデルであり、睡眠時も着用し続けるのに適している。本稿では、実際に1週間ほど腕に装着して使用してみた印象をお届けしたい。
着け心地は良好
2020年4月に発売されたHUAWEI WATCH GT2eは、Amazon.co.jpのHUAWEIストアだと1万7400円~で購入できるお手頃な価格帯が魅力だ。HUAWEI製のスマートフォンを持っていなくても、AndroidやiOSなど、幅広い端末とペアリングできる。今回は筆者の私用のiPhone 11 Proとペアリングして利用してみた。
ペアリングには、「HUAWEI Health」アプリを介して実施する。App Storeから同アプリをインストール可能だ。初期設定さえすれば、あとは特別な設定はせずとも、腕に装着しているだけで睡眠時間や質を計測してくれる。スマートフォンの基本的な使い方さえ理解していれば、利用までのハードルは高くない。
バンドの質感は程よい硬さがあり、装着感も心地よい。肌が触れる側は、中央部がやや窪んだ形状になっており、汗をかいたときには通気するようにデザインされている。それでも、長時間装着し続けたときや、汗ばんだときには多少の不快感を感じるが、腕から外して汗をサッと拭き取れば問題なかった。
ただし一点、頭の隅に置いておいて欲しいのは、HUAWEI WATCH GT2eのウォッチケース部分は、表面がやや硬く、画面の縁は若干角張っているということだ。可能性こそ微々たるものだが、家族と川の字で寝るような人は、寝返りなどの際の万が一の怪我を予防するために、装着した腕側に他人の顔があるような配置は避けた方が良いのではないかと思った。