いまのRoon Ready機器は、Disableにしない
ただし、すべてが使えなくなるということではない。いまEnableの状態で、Roonと接続しているUncertified機器であれば、9月21日以降もそのまま使うことができる。ただし、いったんDisable(使用不可)してしまうと、そこで使用ができなくなってしまうわけだ。Roonは、そうしたユーザーが、Disableの設定にしないよう案内している。
しかし、ユーザーが意識的にDisableにしなくとも、さまざまな理由でシステムが機器をDisableにしてしまうことはある。フォーラム上でも不満の声も多々出た。そこで、公式フォーラム上で9月11日に妥協案が示され、回避措置が取られることになった。
これは、既存のユーザーアカウントで、Uncertifiedデバイスを使いたい場合、申請すればそのメーカーが認証処理を通すまでの間、そのアカウントに限定的に開発者権限を付与するというもの。結果、9月21日以降も、今まで通りの使い方ができる(Disableにしても、またEnableにできる)というものだ。
申請フォームに入力し、申請が通ったら連絡するということだ。ちなみに本件はRoonをネットワーク的に使用している場合に適用されるもので、USB DACを主に使用している場合には影響はない。
いまRoon Ready機器を使用しているユーザーは早いうちに確認しておいた方が良いだろう。
この連載の記事
-
第300回
AV
インド発の密閉型/静電式ヘッドホン? オーディオ勢力図の変化を感じた「INOX」 -
第299回
AV
夏のヘッドフォン祭 mini 2024レポート、突然のfinal新ヘッドホンに会場がわく! -
第298回
AV
ポタフェス2024冬の注目製品をチェック、佐々木喜洋 -
第297回
AV
なんか懐かしい気分、あなたのApple WatchをiPodにする「tinyPod」が登場 -
第296回
AV
逆相の音波で音漏れを防げる? 耳を塞がないヘッドホン「nwm ONE」──NTTソノリティ -
第295回
AV
NUARLのMEMS搭載完全ワイヤレス「Inovatör」(旧X878)の秘密とは? -
第294回
AV
AirPodsで使用者の動きからBPMを認識、それを何かに応用できる特許 -
第293回
AV
次世代AirPodsにはカメラが付くらしい、じゃあ何に使う?(ヒント:Vision Pro) -
第292回
AV
OTOTEN発、LinkPlayの多機能ネット再生機「WiiM」とSHANLINGの「EC Smart」を聴く -
第291回
AV
ビクターの新機軸、シルク配合振動板の魅力とは? HA-FX550Tを聴く -
第290回
AV
HDTracksがMQA技術を使ったストリーミング配信開始へ - この連載の一覧へ