NTT ドコモは9月7日、法人向けに自動翻訳アプリ「はなして翻訳」において、電話翻訳機能の無料トライアルを開始した。
はなして翻訳の電話翻訳機能は、通話内容をリアルタイムで自動翻訳するサービス。これまで、はなして翻訳のアプリをインストールしたドコモ回線のスマホからの電話発信時のみ翻訳を利用できたが、新たな電話翻訳機能では電話着信時の翻訳にも対応。発信側はアプリをインストールすることなく電話をかけるだけで、翻訳を利用することができ、業務などで利用しやすくなった。
アプリがインストールされた企業や自治体のスマホで、外国の顧客や外国人従業員からの着信を受けると、翻訳されたそれぞれの母国語で通話することが可能となる。対応言語は英語、中国語、韓国語。飲食・宿泊・製造業・病院・自治体・旅客サービスといったさまざまな業種での利用を想定している。
トライアルは12月までの実施を予定、今後も参加企業を増やすという。今後、トライアルの結果や参加企業の要望などを取り入れ、有料オプションとしての商用化をめざすとしている。