創業者の音楽愛が反映された1万円台半ばの「プレミアム」イヤホン
ハイコスパ! ブルーで高品位な“透け筐体”が美しい、JPRiDEの「1980 Blue MOON」
2020年08月14日 11時00分更新
特許技術採用のドライバーはアルミと銅、2種類のコイルを使用
1980 Blue MOONには1つの振動板に対して2つのボイスコイルを配置したユニークなダイナミック型ドライバーが搭載されている。
中高域の再現特性に富む「アルミニウム」と、リッチな低音域を引き出す「銅」。2種類の異なる金属によるボイスコイルを合わせることにより、全帯域にパワフルでつながりの良いサウンドをダイナミック型ドライバーが鳴らし切る。加えて中高域に繊細な解像感を加える役割をBA型ドライバーが担っている。ふたつの異種ドライバーがハイレゾオーディオの広い再生周波数帯域をカバーする。
2基のドライバーを搭載しながら、耳に心地よく収まるコンパクトなシェルのサイズとデザインとした点も見逃せない。中のドライバー構造が透けて見えるブルーの樹脂製シェルが映える。剛性の高いメタルノズルにシリコン製のイヤーピースを装着した状態で、耳に素直で心地よいフィット感が得られた。パッシブな遮音性能も高い。
ケーブルの導線は純度の高いOFC 4N無酸素銅線に、銀メッキコートを施し、ツイスト構造としたことでハンドリングを高めた。引っ張りに対する強度も確保しているため断線の心配も不要だ。
イヤホン側に高耐久仕様のMMCXコネクタを配したことで、ケーブルは本体から着脱が可能。ケーブル交換により生まれる音の違いを楽しんだり、後述するJPRiDEのBluetoothアダプターを装着したりすればワイヤレスイヤホンにもできる。