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さとうなおきの「週刊アジュール」 第136回

次世代のAzure Stack HCIがプレビューに

「Inspire 2020」で発表されたAzureアップデート

2020年08月03日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 こんにちは、さとうなおきです。今回の「週刊アジュール」では、2020年7月19日~25日の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。

Inspire 2020

 7月22日~23日に、Microsoftのパートナー向け年次カンファレンス「Inspire 2020」がオンラインイベントとして開催されました。

 Inspire 2020の情報については、次のリソースをご確認ください。

 Azure関連のハイレベルなメッセージを伝える、次のブログポストもご覧ください。

Inspire 2020

Azure Well-Architected Framework

 Inspire 2020で、(以前から提供されていましたが、改めて)「Microsoft Azure Well-Architected Framework」が紹介されました。

 Azure Well-Architected Frameworkは、Azureアーキテクチャのベストプラクティスをまとめたものであり、お客様が優れたソリューションを構築して提供できるよう支援します。Azure Well-Architected Frameworkは、コスト管理、オペレーショナルエクセレンス、パフォーマンス効率、信頼性、セキュリティという、5つのカテゴリで構成されています。

Azure Well-Architected Frameworkのレビュー結果

Azure Stack:次世代のAzure Stack HCI

 Azure Stackは、Azureのサービスと機能をオンプレミスデータセンター、エッジ、リモートオフィスに拡張する製品群です。Azure Stackは、統合システムのAzure Stack Hub、HCIのためのAzure Stack HCI、アプライアンスのAzure Stack Edgeで構成されています。

 Azure Arcは、Azure Resource Managerによる管理機能を、Azure外部(オンプレミス、エッジ、マルチクラウドなど)のサーバー、Kubernetesクラスターに拡張するサービスです。

 今回、次世代のAzure Stack HCIが、プレビューになりました。

 Azure Stack HCIは、オンプレミスでLinux、WindowsのVMを実行するための、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)ホストOSです。Azure Stack HCIは、Azure Backup、Azure Security Center、Azure Monitorなどとネイティブに統合されています。

 AzureでAzure Stack HCIの管理、運用が可能であり、Azure PortalでAzure Stack HCIのデプロイを管理できます。Azure Arcを活用して、Azure Stack HCI上のVMの視覚化、管理も可能です。

Azure Stack HCI

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