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真面目でしっかりしているけど遊び心も独自性もある1台

話題のRyzenモバイル搭載機も! 15.6型ノートPC<LAVIE N15>はクッキリとした音声のヤマハ製スピーカーでオンライン会議や映画鑑賞が快適

2020年08月05日 16時00分更新

文● 貝塚 編集●市川

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オンライン会議も快適
ヤマハ製スピーカーとオーディオ技術を採用

<N1585/AAL>と<N1575/A>にはヤマハ製スピーカーが搭載

 <LAVIE N15>は搭載するプロセッサーや構成違いで、いくつかのグレードが用意されているが、そのうち「Ryzen 7 Extreme Edition」を搭載する<N1585/AAL>と、Core i7 10510Uを搭載する<N1575/A>には、ヤマハ製のステレオスピーカーが搭載されている。

 一見するとスピーカーがどこにあるのかわからないが、その答えは左右のパームレストの下部。ボトムカバーが斜めに処理されており、ちょうどそのスペースにおさまるようにレイアウトされている。

 音質的には、どちらかというとナチュラル指向で、低域の量感を強調するノートパソコンも多い中では、真面目な音作りだと思う。最大音量は大きめで、とくに声が聞き取りやすい。音楽を再生しても、ボーカルがくっきりと表現される印象だった。

 このスピーカーは、ヤマハと設計段階から共同開発をしていたものらしい。「ヤマハっぽい」といってオーディオファン以外に伝わるかどうかわからないが、堅実で自然、良質なサウンドがヤマハの持ち味であり、本機においてもその傾向はしっかりと現れている。

 面白いのが、同じくヤマハの音質調整技術「AudioEngine」を活用した「ミーティング機能」だ。これは、本体前方に音場を作って、声を聞き取りやすくする「パーソナルモード」と、本機を囲むように音場を作り、複数人での使用を想定した「マルチユーザモード」を任意に切り替えられるようになっているという機能。自宅でひとりで使う際は「パーソナルモード」、会社で複数人で会議に参加するなら「マルチユーザモード」と、オンラインミーティングのシーンに応じて、最適なサウンドを選べるのだ。

 加えて、ヘッドフォンからの出力時に、スピーカーから音が出ているように音質処理する「イマジナリースピーカ機能」や、エアコンの音など、周囲のノイズを抑制して集音する「ノイズサプレッサ」、部屋の残響音を抑えてスピーカーからの音声を聞き取りやすくする「ルームエコー抑制」といった機能を搭載。

 まさしくオンライン会議を快適に実施するための機能を豊富に備えており、リモートワークが推進されている昨今のトレンドにぴったりとハマる。

 勤め先でリモートワークが取り入れられている人は、オンライン会議という仕組みにもすっかり慣れてきた頃だろう。筆者が身近な人たちとオンライン会議について話していると、必ず音質が話題に上がるが、その多くは「悪い」とか「変に聞こえるときがあるよね」といった文句であることがほとんどだ。

 オンライン会議向けのサウンド技術を搭載していると、どれくらい快適になるのか、これは使ってみないとなかなか想像がつきにくいと思うし、感じ方にも差が出そうな部分だが、競合するモデルに対して、明らかなアドバンテージになる機能だ。入手したら、ぜひ試してほしい。パーソナルモードとマルチユーザモードの切り替えは、とくに面白い。

ワンタッチスタートボタンで任意機能の素早い立ち上げ

使ってみると便利なワンタッチスタートボタンを電源の左脇に搭載

 電源ボタンの左側には、「ワンタッチスタートボタン」を搭載。これは任意の機能を割り当て、ワンタッチで起動できるようにするというもので、例えば、メモ帳を割り当てておけば、押すだけでメモ帳が起動できる。

 「スタートメニューやデスクトップにアイコンを置いておけばいいじゃん」と思うかもしれないが、物理キーで素早く機能を立ち上げられるというのは、使ってみるとかなり便利だ。機能としては地味でもあるが、毎日使うノートパソコンに搭載されていると、その恩恵は大きい。

左側面には、USB 3.0(Type-A)が2基(うち片方はパワーオフ時にUSB給電が可能)、USB 3.1(Type-C)、HDMI出力、ヘッドフォンマイクジャック端子、有線LAN端子を配置

右側面には光学式ドライブを搭載。構成により、Blu-ray DiscドライブとDVDスーパーマルチドライブに分かれている

 インターフェースも豊富だ。USB 3.0(Type-A)が2基(うち1基はパワーオフ時にUSB給電が可能)、USB 3.1(Type-C)、HDMI出力端子、ヘッドフォンマイクジャック端子、有線LAN端子を左側面に配置。右側面には、Blu-rayドライブ、またはDVDスーパーマルチドライブを搭載する(構成により異なる)。

 多くのユーザーが日常利用するのに必要十分なインターフェースで、ほとんどのユーザーが不満なく使えるはずだ。最近ではUSB Type-C端子のみを備えるノートパソコンも増えているが、まだまだType-A端子の周辺機器も現役。両方使えるのは大きなメリットであり、複数の端子を持つ周辺機器を併用しているユーザーにとってもうれしいポイントだ。

処理性能の高いプロセッサーとSSDの組み合わせで作業が快適!

ユーザーの用途や目的に応じて、好みのスペックを選べるのも、LAVIE N15の大きな特徴

 見どころの多いモデルなのでスペック紹介が最後になったが、LAVIE N15はそのスペックも面白い。

 搭載CPUはモデルによって異なり、よりハイエンドなモデルから順にRyzen 7 Extreme Edition、Core i7-10510U、Ryzen 7 4700U、Ryzen 3 3250U、Athron Silver 3030Uとなっている。CPUのグレードに応じてメモリー容量も異なり、最上位モデルでは16GB、最小構成モデルでは4GBだ。ストレージは最小構成の「N1510/A」のみHDDを採用するが、ほかの5クラスにおいては、256GB~1TBのSSDを採用する。

 最上位モデルのN1585/AALでは、Ryzen 7 Extreme Edition、16GBメモリー、1TB SSD、Blu-rayドライブという構成になる。最小構成のN1510/AAWでは、Athron Silver 3050U、4GBメモリー、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブという構成だ。同じモデルでもおよそ2倍もの価格差があり、外観は同じでも、処理性能は大きく異なる。ユーザーの用途や目的に応じて、好みのスペックを選べるのも、LAVIE N15の大きな特徴だ。

 ただ、どのモデルを選んでも、本記事で紹介したほとんどの機能は使用することができ、その品質の高さは存分に味わえる。人柄に例えるなら「真面目でしっかりしているけど、トレンドを押える遊び心もあって、独自性もある。しかもカッコいい」みたいな好人物なので、長年愛用できることは間違いない。

 最後に、<LAVIE N15>は自宅でパソコンを使う機会が増え、しっかりとしたノートがほしいと考えているのであれば、ぜひ試してほしい1台に仕上がっている。また豊富な構成により、事務専用マシン、画像処理用マシン、外部スタッフへの貸出しマシンなど、さまざまなニーズに対応できるので、環境を選ばずに導入しやすいパソコンでもあるだろう。

 また、8月6日からAMD Ryzen モバイル・プロセッサーシリーズを搭載する<LAVIE N15>シリーズが5500円引きになる「AMD Ryzen サマーキャンペーン」も実施中だ。期間は8月31日まで。この機会にオトクに<LAVIE N15>をゲットしてみてはいかがだろうか。

対象のマシンが5500円引きになる「AMD Ryzen サマーキャンペーン」も実施中

LAVIE N15の主なスペック
型名 <N1585/AAL> <N1575/AA>シリーズ <N1565/AA>シリーズ <N1535/AA>シリーズ <N1515/AA>シリーズ <N1510/AAW>
CPU Ryzen 7 Extreme Edition Core i7-10510U Ryzen 7 4700U Ryzen 3 3250U Athlon Silver 3050U
グラフィックス Radeon グラフィックス インテル UHD グラフィックス Radeon グラフィックス
メモリー 16GB 8GB 4GB
ストレージ 1TB SSD 512GB SSD 256GB SSD 500GB HDD
ディスプレー 15.6型 フルHD(1920×1080)IPSパネル 15.6型フルHD(1920×1080) 15.6型(1366×768)
内蔵ドライブ Blu-ray Discドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth Smart Ready(Ver.5)
インターフェース USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0(Type-A)×2、有線LAN端子×1、HDMI出力端子×1、ヘッドフォンマイクジャック×1、
内蔵カメラ 約92万画素ウェブカメラ
サイズ およそ幅362.4×奥行253.8×高さ22.7mm
重量 約2.2kg 約2.1kg 約2.2kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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