テレビリモコンを介して離れた家族の見守りサービスを利用できるパッケージ
JVCケンウッド、テレビリモコン&電池型IoTデバイスで見守りができるセット
2020年07月20日 16時00分更新
JVCケンウッドは7月20日、JVCブランドより、リモコンのIoT化を実現する商品として、国内テレビメーカー各社に対応する簡単リモコン&みまもり電池「RM-A535SHMB」「RM-A535TOMB」「RM-A535HIMB」「RM-A535PAMB」「RM-A535SOMB」の計5モデルを発表。価格はオープンで、7月下旬より発売する。
本機は、同社製のテレビ用簡単リモコンにノバルス製の乾電池型IoTデバイス「MaBeeeみまもり電池」をパッケージした商品。特別な機器や工事も不要で簡単に見守りサービスを利用可能としている。離れて暮らす家族のリモコンの操作状況をスマホ経由(専用アプリ)で確認し、安否を知ることができる。
簡単リモコンは、シャープ、東芝、日立、パナソニック、ソニー5社専用のリモコンコードを設定済み。大型・丸ボタンを採用し、シンプルで見やすく押しやすい設計としている。
MaBeeeみまもり電池をリモコンの電池ボックスに装着し、見守られる側のスマホとMaBeeeみまもり電池をBluetoothで接続することで、専用アプリを介して見守る側のスマホにリモコンの操作状況を通知する仕組み。見守られる側がリモコンを使用すると、クラウドを通じて見守る側のスマホに“リモコンのボタンを押した履歴“が通知されることで、安否が確認できる。
本サービスは、見守られている側はいつも通りにテレビのリモコンを使っているだけでよいため、見守りカメラにあるような「監視されている感覚」を低減できるとしている。見守りサービスの利用には別途サービスへの加入が必要となる。料金は、毎月980円。
みまもり電池サービスの利用開始は、パソコンやスマートフォンから申込むだけで設定が可能。特別な機器や設備、工事なども不要。MaBeeeみまもり電池は、市販の単4電池を入れて使う乾電池型のデバイス。乾電池と同様の扱いでリモコンにセットでき、電池が切れても入れ替えればよく、繰り返し利用できる。
専用アプリは、トークルームに最大6名までグループを登録でき、家族の皆で見守ることが可能。普段は一般的なメッセージアプリと同様にチャットで会話できる。リモコンの使用状況を検出し「毎朝見ているテレビ番組を今朝は見ていない」など、普段と異なる場合にトークルームに通知する。また、電池残量の低下を検知した場合にはアラートを通知する。
日々の暮らしを見守るリアルタイムモニターと過去の生活履歴と比較して変化を察知する過去推移モニターにより、生活のリズムの変化をいち早く検出できるとしている。