小さな会社の兼任IT担当者、ネットギア「Insight」で社内ネット環境を整える 第7回
どんなデバイスが、どのくらいネットワークを使っているのかをグラフィカルに可視化
「NETGEAR Insightクラウドポータル」で社内LANの使用状況を見る
2020年07月16日 08時00分更新
ファームウェアバージョン一覧、デバイス詳細情報画面なども
アクセスポイントの稼働状況がわかったところで、ほかのタブも見てみよう。
「ファームウェア」タブでは、デバイスのファームウェアバージョンや前回のアップデート実施日を一目で確認できる。新しいバージョンがリリースされている場合は「アップデートが利用可能です」の欄に表示され、この画面から直接アップデートを実行することもできる。なお最上段には、すべてのInsightデバイスを常に最新状態に保てる「自動アップグレード」の設定項目もある。
また「デバイス」タブは、このネットワークロケーションにあるInsightデバイスの情報が確認できる。なお、マウスカーソルをデバイスの行に合わせると右端に3つのアイコンが表示され、設定の編集、デバイスの削除、再起動が実行できる。
このうち設定の編集をクリックすると、デバイスの詳細情報が表示される。項目は、全体の概要、接続クライアント関連、IP設定情報、電波とチャネル、統計(送受信した合計バイト数)などがある。

ファームウェアタブの画面。ファームウェア更新で新機能が追加されることもあるので、アップデートは忘れずに
「近隣アクセスポイント」の項目では、そのアクセスポイントの近くにある(電波が届く)アクセスポイントが「既知のもの」と「不明のもの」に分けて一覧表示される。Insightの管理下にないものは「不明のもの」に分類されるので、たとえばIT部門が認識していない“野良アクセスポイント”が勝手に設置されていれば、ここで発見することができる。
「トラブルシューティング」タブでは、各デバイスのInsightクラウドとの接続状況が一覧表示される。接続されているものは緑色の雲とチェックマークのアイコンが、接続されているものは赤いバツのついた雲が表示される。デバイス名の横にある「Device Configration」リンクをクリックすると、各デバイスの設定画面が開く。
Insightクラウドポータルのタブをひととおり開いてみたケンタロウは、想像よりも難しいものではなかったのでほっとしていた。事前にリョースケからアドバイスを受けていたこともあるが、画面に表示されたグラフが何を意味しているのか直感的に理解できたのは、ポータルのインタフェースがシンプルでわかりやすいからだろうと思った。
さて、ポータルでクライアント接続台数やトラフィックの推移グラフを見てみると、ケンタロウが想像していたよりも多くの社員が無線LANを使っていることがわかった。特に社員用リフレッシュスペースのアクセスポイントでは、私物スマホの接続も多いようだ。
接続台数は多いものの、その接続は複数のアクセスポイント間でうまく分散されており、無線LANの各チャンネル使用率も高くはない。アクセスポイントの能力的には問題ないはずだ。それでもネットワークが急に重くなるのは、やはり古いルーターが原因なのだろう。そういえば「お昼休みは動画アプリでドラマを見ています」なんて社員アンケートもあったっけ。
「ひとまず、思ったよりもたくさんの社員が使ってるんです、という説明で説得できるかな」。営業部長に新しいルーター購入のおうかがいを立てるため、ケンタロウはInsightポータルから接続クライアント数やトラフィック状況の画面を印刷した。さらに、買い換えるならばInsight対応製品に統一するのが便利そうだと考え、ネットギアのVPNルーター「BR200」の画面も印刷して、部長の席へと向かった。
■Insightライセンスが1年間無料! キャンペーンを開始
ネットギアでは2020年4月27日から、Insightシリーズ対象製品の購入/新規登録で、サブスクリプションライセンス(Basic/Premium/Proプラン)が1年間無料で利用できるキャンペーンを開始した。Insightシリーズの無線LANアクセスポイント/スイッチ/VPNルーターで、キャンペーン開始以降にInsightに新規登録された製品が対象となる。この機会にぜひInsightを活用してほしい。
■キャンペーン対象製品などはこちらから
https://www.jp.netgear.com/insight/subscription.aspx
(提供:ネットギア)


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