クラウド型アプリ開発プラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を提供するヤプリは7月1日、プラットフォームの核となるノーコード(プログラミング不要)のCMSをフルリニューアルし、完全に新しいアプリプラットフォームへと移行したと発表した。
Yappliは、ノーコードでアプリ開発が可能なツールとして2013年に誕生。創業7周年を迎えた2020年、時代は大きく進み、自社ブランドの顧客向けアプリを開発するのは一般的となり、近年は社内のDX(デジタルトランスフォーメーション)目的でアプリを活用する事例も増えているという。そこで同社は、Yappliのプラットフォームの核となるCMS(管理画面)を時代に合わせてコードレベルからフルリニューアル。これまでのアプリ開発ツールという枠を上回る、総合的なアプリプラットフォームとして生まれ変わった。
今回刷新したCMSは、アプリプラットフォームYappliの搭載機能を、今後さらに高速でアップデートしていくための土台となるもの。開発言語にGo言語を採用したことで、エンジニアチームの生産性が向上し、開発スピードが加速。機能の拡張性が高まった「攻めるCMS」をうたい、新機能開発に注力する体制が整ったという。
新CMSでは、標準で提供する40種類以上の機能から、素早くネイティブコンテンツの構築が可能という。ドラッグ&ドロップやCSVデータ入稿にも対応する。CMSプレビューでの複数カラム表示、セルの表示/非表示に対応機能の新規作成時、アイコン検索に対応するほか、セル編集とCMSプレビューのフォーカス表示を連動し、リアルタイムに確認しながら作業ができるようになった。
また、セルの表示/非表示切り替え、ロック機能を追加し、アラートメッセージを表示することででミスを防止。機能設定での機能複製/削除/編集へのショートカットに対応する。
属性情報・位置情報・オートプッシュ・APIプッシュなど、対象セグメントを絞り込んで、プッシュ通知を配信することが可能。CMS上での分析もサポートし、ダッシュボードでアプリの状態を簡単チェックできる。新規ユーザー数やプッシュの配信結果、クーポン利用数なども一目でわかるという。