CASBプラットフォームとしては初
McAfee MVISION Cloud、FedRAMP最高レベルの「FedRAMP JAB High P-ATO認証」を取得
2020年06月26日 14時30分更新
米マカフィーは6月18日、McAfee MVISION Cloudが、米国政府の合同認定委員会(JAB)から、FedRAMP High P-ATO認定を受けたと発表した。CASBプラットフォームとしては初とのこと。
FedRAMP はクラウド製品やクラウドサービスに対するセキュリティー評価、認証、継続的監視に関する標準的なアプローチを提供する米国政府機関統一のプログラムで、クラウド上の米国民のデータ保護を目的としている。
McAfee MVISION Cloudは今回、FedRAMPの最高レベルであるFedRAMP JAB High P-ATO認証を取得したことで、損失によって組織や個人に壊滅的な影響を与える可能性がある機密性の高い政府機関のデータ管理を認可された。
McAfee MVISION Cloud は、SaaS、PaaS 、IaaSのクラウド上のデータを保護し、脅威を防御するという。各政府機関はMcAfee MVISION Cloudを使うことで、連邦政府が承認したOffice 365、GSuite、Salesforce、BoxなどのSaaSアプリケーションやAWS、Azure、GoogleなどのPaaSとIaaSプラットフォームに重要なデータを取り込み保護できるようになるとのこと。
また、McAfee MVISION Cloud は、TIC(Trusted Internet Connection)3.0 イニシアチブにおいて重要なポリシー施行箇所として機能し、説得力のあるクラウド事例を導き出すとしている。
マカフィーのパブリックセクター担当チーフテクニカルストラテジスト ペトコ・ストヤノフ氏は「連邦政府職員のテレワークへの移行やリモートアクセスの増加にともない、ゼロトラスト、SASE(Secure Access Service Edge)、TICフレームワークを実現する安全なプラットフォームへ移行することが重要です。マカフィーのクラウドセキュリティー機能を活用することで、連邦機関はクラウドサービスへの移行を加速させ、非機密データ、個人情報、法執行機関や保健医療に関するデータの保護が可能になります」とコメントした。