家電は「購入」「サブスク」「レンタル」の3択という時代になりそうです。
アイロボットジャパンが6月8日、サブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」を発表。月額980円でロボット掃除機「ルンバ」や、床拭きロボット「ブラーバ」が使えます。
家庭環境に合わなければ契約6ヵ月後から返品可能で、3年間の保証もついています。2週間だけ短期契約できる「おためし2週間コース」も用意し、契約終了後に「あんしん継続コース」を申し込めば2週間ぶんの料金が全額キャッシュバックされる仕組みになっています。
サブスクリプションで申し込めるのはルンバが5製品、ブラーバが3製品。ハイエンドの「ルンバi7」、売れ筋の「ルンバe5」、ルンバと連携する「ブラーバ ジェット m6」など人気製品をラインナップします。月額料金はモデルによって980円から3800円まで幅があります。
アイロボットジャパンでは昨年6月に月額1200円からの「ロボットスマートプラン」を提供開始。1年間使ったら返品可能というプランでラインナップは少なく、利用者から「高い」「12ヵ月縛りは長い」「ブラーバはないのか」といった声を受けて今年の新プランを用意した格好です。
サブスク化の背景にあるのはおためしニーズ。
アイロボットは今年創設30周年。同社では世界で累計3000万台、国内で300万台のロボットを販売していますが、国内での世帯普及率は5月末時点でまだ6.5%にとどまっています。消費者がロボット掃除機を買わない理由は、同社によると「自分でやるからいい」「高い」「きれいに掃除できなそう」といったものが多かったそうです。
しかし同社ではロボット掃除機を一度使えば手放せないものになるとして、おためしニーズにこたえるためサブスクを提供しています。実際サブスクでルンバを使った利用者の実に98%が継続利用の意向を示したといい、ルンバ導入のハードルを下げる効果があったといえそうです。
ロボット掃除機など最近の家電には高級なものも多く、レンタルサービスのレンティオなどで一度試してから購入を決めるというのが1つの流れになっています。やや割高な設定になっていますが、気になっている人は「2週間おためし」から検討してもいいかもしれないですね。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。3歳児くんの保護者です。Facebookでおたより募集中。
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