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あわてないよう「SMCリセット」について知っておこう

Macに原因不明の不具合が起きたら「SMCリセット」のやり方

2020年05月18日 10時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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T2チップ非搭載のノートブックでSMCリセットのために押すべきキー(アップルのウェブサイトより)

T2チップを搭載しない機種のSMCリセット方法

 T2チップを搭載しないMacの場合には、以下の3種類に分類できるMacのモデルによって手順は異なってくる。

・バッテリーを取り外せないノートブックの場合
・バッテリーを取外し可能なノートブックの場合
・デスクトップの場合

バッテリーを取り外せないノートブックの場合

 T2チップを搭載せず、バッテリーを取り外せないノートブックのSMCリセットの手順は、T2チップを搭載したノートブックのレベル2の手順とほとんど同じだが、微妙な違いもあるので注意しよう。

1. Macをシステム終了する
2. 内蔵キーボードの「control」+「option」+「shift 」キーを同時に押す
3. 3つのキーを押したまま、さらに電源ボタンも押して10秒待ってから、全部のキーとボタンから指を放す
4. 電源ボタンを押してMacの電源を入れる

バッテリーを取外し可能なノートブックの場合

 バッテリーを取外し可能なノートブックには、2009年前期以前に発売されたMacBookシリーズのすべてのモデルが該当する。作業のポイントは、バッテリーを外した状態で電源ボタンを押すこと。

1. Mac をシステム終了する
2. 内蔵バッテリーを取り外す
3. 電源ボタンを5秒間長押しする
4. 内蔵バッテリーを再び取り付ける
5. 電源ボタンを押してMacの電源を入れる

デスクトップの場合

 T2チップを搭載しないデスクトップのSMCリセット手順は、実はT2チップを搭載するデスクトップの場合と同一だ。つまり、デスクトップでは、T2チップを搭載するかどうかに関わらず、手順は同じということになる。

1. Macをシステム終了してから電源コードを外す
2. 15秒待ってから電源コードを接続し直す
3. 5秒待ってから電源ボタンを押してMac の電源を入れる

 バッテリーを取り外し可能な旧タイプのMacBookの場合には、バッテリの取り外しと取り付けという手間がかかるが、それを除けばSMCリセットの手順はさほど面倒ではない。記事の冒頭で挙げたような、Macの電源周りのトラブルに見舞われたら、とりあえずSMCリセットを試してみて損はないだろう。

 

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