このページの本文へ

ロングバッテリーライフも魅力

テレワークもゲームもモバイルも、2kg以下で性能も高い15.6型ノートPC「GALLERIA GCR1660TGF-QC」

2020年05月13日 13時00分更新

文● 柴田尚 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「GALLERIA GCR1660TGF-QC」

 ドスパラの「GALLERIA GCR1660TGF-QC」は、CPUにCore i7-9750H(2.60GHz、6コア/12スレッド)を、GPUにGeForce GTX 1660 Tiを搭載したゲーミングノートパソコンだ。ディスプレイはリフレッシュレートが144Hzの15.6型のフルHDパネル。ここだけ見るとゴリゴリのゲームモデルかと思いきや、バッテリー駆動時間が約10時間もあり、モバイル活用もできる設計になっている。

 さらに重量が約1.87kgなので、リビングなどに持って行くホームモバイルだけでなく、外出先で高いスペックが必要な場合には喫茶店などをサテライトオフィスにすることも可能。高いスペックを活かして職場と家の両方で使えば、快適なリモートワーク環境がすぐに構築できる。

 基本構成時のCPUとGPU意外の主な仕様は、メモリーが16GB、ストレージがNVMe接続512GB SSDで、メインマシンとして利用できるほどのスペックである。それでいて、税別価格が14万5380円とコストパフォーマンスも良好だ。今回は、GALLERIA GCR1660TGF-QCを使ってみてのレポートを紹介する。

使用場所を選ばないノングレアタイプのディスプレー

 フルHD(1920×1080)の15.6型ディスプレーの表面は、ノングレアタイプ。光源の安定している家庭内だけでなく、外外でも太陽光の映り込みなどもほぼ気にならなかった。さらに、ベゼルは左右が4.5mmという超狭額縁タイプなので、ゲームや動画鑑賞をする際の没入感も高い。画面占有率94.5%は伊達ではないのだ。

ディスプレー回りのベゼルは非常に狭い

 また、一般的なモバイルマシンは13型程度だが、この「GALLERIA GCR1660TGF-QC」は15.6型とかなり広い。ゲームをプレイしていて見やすいのは当然として、ビジネス用途に使用した際も、画面に表示した情報や文書作成が非常にやりやすかった。これに大画面ディスプレーを接続すれば、より広いデスクトップが得られ仕事もはかどるだろう。

 GALLERIA GCR1660TGF-QCのキーボードは、アイソレーションタイプではなくキートップができるだけ大きくなるよう設計されている。このため、19mmというデスクトップ並みのキーピッチを確保できている。クリック感が少し堅めなこともあって、ミスの少ない快適なタイピングが行なえた。

ファンクションキーもかなり広い。カタカナや半角への変換で使用する人にとってはうれしいところだ

インターフェイスが背後にも設置されているのは○

 有線LAN端子、HDMI出力端子、電源端子といった、自分のデスク周りで使用する端子が背面に並んでいるのも特長だ。自室や仕事場など「いつもの場所」に置いた大画面ディスプレーにHDMIケーブルで接続してマルチモニター環境を構築したり、有線LANケーブルや電源コードを長時間繋ぐのはみなさんやっておられるだろうが、こうした一定の場所だけで使う端子が背面にまとまっているのは、配線やパソコン利用時に邪魔にならないという点で非常に助かる。

背面にも配置されたインターフェース

 同じく背面にあるType-CのUSB端子は、データ保管用のデータストレージに接続するのに便利だろう。

フラットボディーでモバイル運用も可能

 天板と底面がほぼフラットな状態のため、カバンにスッと収まってくれる。高スペックで広いデスクトップエリアを持ち歩くことができるというのは非常にうれしい。しかもバッテリーライフは約10時間もあるため、メインマシンを持ち歩くといったことが気軽にできるようになっている。

約1.87kgと少し重めだがモバイルも十分可能。むしろメインマシンクラスのスペックを持ち歩けることの利点のほうが大きい

15.6型なので多少大きめのカバンが必要かもしれないが、綺麗に収まってくれるデザインと厚みなのはうれしい

 ただし、ボディー周囲の至る所に空気孔があることからわかるように、GeForce 1660 Tiを搭載しているだけあってフルパワーで稼働させるとそれなりのファン音が鳴ってしまう。ゲームプレイ時ならかまわないのだが、ビジネスシーンや外出先でファンの音が鳴るのは気になってしまう。それは会社でもリモートワークをしていての自宅でもそうだろう。

 その点GALLERIA GCR1660TGF-QCでは、右上の電源ボタンの横にパワーを調整するボタンを備えることで解決している。押すごとに「高性能」「標準」「バッテリーセーバー」とモードが切り替わり、パワーを抑えてファンの回転を減らすことが可能になっている。これならば、シーンに合わせた活用法ができるだろう。

「PRTSC」(プリントスクリーン)の上にある左側がモードの切り替えボタン。いまがどのモードなのかは、ランプの点灯で教えてくれる

プリインストールされたアプリ「CONTROL CENTER」でも、電源設定やファン設定が行なえる。ここでは、キーボードバックライトLEDの光りかたなどを設定することも可能だ

 次回は、ベンチマークソフトでSTYLE-14FH056-i5-UCDXの実力を見ていこう。

試用機の主なスペック
機種名 GALLERIA GCR1660TGF-QC
CPU Core i7-9750H(2.60GHz、4コア/8スレッド)
グラフィックス GeForce GTX 1660 Ti 6GB
メモリー 16GB
ストレージ NVMe対応SSD 512GB
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.1 Gen2(Type-A)、USB 3.1 Gen1(Type-A)×2、USB 3.1(Type-C、Thunderbolt3対応)、HDMI出力端子、マイク端子、ヘッドフォン端子、SDメモリーカードリーダー、有線LAN端子
内蔵カメラ ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅356.4×奥行233.66×高さ20.5mm/約1.87kg
バッテリー駆動時間 最大10時間
OS Windows 10 Home(64bit)

■関連サイト

カテゴリートップへ

関連サイト