興安計装と提携し、「Sophos XG Firewall」と「しぇあわふ(β版)」を提供
さくら、2つのセキュリティーサービスをさくらのクラウドで提供開始
2020年04月02日 16時00分更新
さくらインターネットは4月2日、企業向けセキュリティーマネジメントサービスを手がける興安計装と提携し、セキュリティー仮想アプライアンス「Sophos XG Firewall」と、クラウド型WAFサービス「しぇあわふ(β版)」を、さくらのクラウド上で4月9日から提供開始すると発表した。
Sophos XG Firewallは、Sophosが開発するセキュリティーアプライアンス。さくらのクラウドでは仮想化したイメージを提供し、ファイアウォールからIPS/WAF、VPN、ATPなどの機能を、オールインワンセキュリティーアプライアンスとして包括的に提供するとのこと。また、詳細なレポート機能を備え、ファイアウォール内の各種検知内容から、用途に合ったレポートを提供するという。
ライセンスはFullGuardとFullGuardplusを用意する。対応コア数・メモリ容量と対応サーバプランは、1コア/4GB、2コア/4GB、4コア/6GB、6コア/8GB、8コア/16GB。コア単位・保護機能はライセンスによって異なるとのこと。
「しぇあわふ(β版)」は、Sophosが提供するIPS/WAFエンジンを利用したWAFサービス。Sophos Labsから最新の脅威情報を取得し、不正アクセスや攻撃がウェブサイトへ到達する前にウェブサーバーを保護するとのこと。IPS/WAFのほかにも、アクセス元遮断、国別ブロックを追加標準機能として提供するため、不用なアクセス元からの接続を遮断してリスクを低減することが可能としている。
また、さくらのクラウドはもちろん、「さくらのレンタルサーバ」「さくらのVPS」「さくらの専用サーバ」も対象に利用可能とのこと。
β版の料金は無料。提供期間は4月9日~6月30日まで。7月1日から正式版(有料)の提供開始を予定しているとのこと。
今回の提携およびサービスの提供は、さくらインターネットが推進する、他社と提携してサービス提供を行なう「マーケットプレイス」の一環とのこと。今後もさらに提携ビジネスを拡大し、「『やりたいこと』を『できる』に変える」という企業理念のもと、インフラサービスだけではなし得ない、新しい価値の提供を目指すとしている。