(株)ビビッドガーデン/食べチョク
当社は「April Dream 4月1日は、夢の日。」に参加しています。 このプレスリリースはビビッドガーデンのApril Dreamです。 こだわり生産者から直接商品を購入できるオンラインマルシェ『食べチョク』を運営する株式会社ビビッドガーデン(本社:東京都港区 代表取締役社長:秋元里奈)は、食べチョクを通して「食材を農家・漁師から直接買う生活」を当たり前にします。ひとりでも多くの方に"生産者とつながる"体験をお届けし、その生活が当たり前になることによって、衰退の一途をたどる第一次産業を持続的な産業に変革します。
『食べチョク』とは
『食べチョク』は、こだわり生産者から直接食材を購入できるオンラインマルシェです。野菜・果物をはじめ、米・肉・魚・飲料といった食材全般を取り扱っており、食材の総合マーケットプレイスとして運営しています。
好みに合う生産者を選んでくれる野菜定期便「食べチョクコンシェルジュ」や旬の果物が届く定期便「食べチョクフルーツセレクト」があり、定期的なお取り寄せも可能です。
また、友達と分けあえる「共同購入」の機能や販売前に商品を取り置きできる予約機能などもあり、ライフスタイルに合わせた様々な買い方を提供しています。
2020年3月に登録生産者数800軒を突破し、個人や飲食店の利用者も右肩上がりで増加しています。
食べチョクURL:https://www.tabechoku.com/
なぜ私たちが今『食べチョク』をやるのか
【1】「意味のある消費」の後押し
大量生産・大量消費が当たり前となり便利化・効率化が進む日本ですが、昨今ミレニアム世代を中心にお金の使い方が変わり「なんのために・誰にお金を使うか」といった「意味のある消費」を求め始めています。
そこで生産者の顔が見えるオンラインマルシェ食べチョクは「生産者と直接つながる体験」を通して、「単なる消費ではないお金の循環を実現」したいと考えています。結果的にそれが、消費者の豊かさを取り戻す一つの要素になると信じています。
【2】農業(第一次産業)の課題解決
・農業の現状:担い手の減少&高齢化
2000年には260万人いた農業従事者が14年後の2014年には168万人(図2-1-9)となり、約3分の1が廃業しています。また年齢構成の推移をみると、男女ともに高年齢層の割合が上昇している(図2-1-8)のが今の農業の現状です。
今後、高齢農業者のリタイアが増加すると見込まれることから、後継者のいない農家の農地の有効活用や、将来における農業を支える人材となる青年層の新規就農者を確保し、定着を促進することが喫緊の課題となっています。
(出典:農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h26/h26_h/trend/part1/chap2/c2_1_03.html )
・こだわり農家の利益率を改善
スーパーで手にとる食材の生産者の取り分は小売価格の約3割と言われています。そこから人件費などの生産コストが引かれるため、利益として残るのはごくわずかです。また販売価格は色やサイズなどの規格で一律で決まっており、生産者は自身で価格を決めることができません。そのため、味や育て方にこだわっても、そのこだわりは価格には反映されない仕組みとなっています。
既存流通は大量流通に最適化されており、全量買取や出荷の手間がかからないなどの利便性がある反面、品質にこだわる生産者が利益を上げづらい仕組みになっています。
私たちは農業の担い手が減少している原因の1つが、この「こだわるほど利益が上げづらい仕組み」にあると考え、生産者にとって利益率の高い他の選択肢として『食べチョク』を提供しています。
・生産者からも「顔が見える」関係に
スーパーには“生産者の顔が見える野菜”が数多く並んでいますが、生産者からは消費者の顔は見えません。「どんなお客さんが買ってくれていて、味をどう評価しているのか」が分からないため、生産者はマーケットインの発想を持ちづらいだけでなく、「ありがとう」の声も届きません。
『食べチョク』は両者を直接結ぶことにより、消費者か生産者の顔が見えるのはもちろん、生産者からも消費者の顔が見える関係を構築しています。消費者からの「ありがとう」「おいしかった」という声を直接得られることで、商品の品質向上や生産者自身のモチベーションアップに繋がると考えています。
【3】実家が廃業した代表秋元の使命感
神奈川県相模原市で農家の娘として生まれた代表秋元は、幼い頃から「儲からないから農業は継ぐな」と両親に言われて育ちました。そして秋元が中学の時に実家の農家は廃業しています。
その後大学を卒業後、会社員となった秋元は実家に帰省した際に、昔は色鮮やかな野菜が実っていた畑が荒れ果てた農地に変わっていたことに、強い喪失感を覚えました。
そこから全国の農家を回るようになり、同じように儲からないから廃業してしまった農家がたくさんいることを知ります。この農業の現状を変えたいと使命感を感じ、秋元は25歳でビビッドガーデンを創業。色鮮やかな(vivid)農地(garden)を保持するために農業に関わる事業を展開しています。2017年8月に『食べチョク』を立ち上げ、開発・運営しています。
(画像:代表秋元が双子の弟と実家の畑で撮った一枚)
『食べチョク』が目指す未来
生産者から直接買う生活が当たり前になることで、トレーサビリティ(※1)がはっきりした食材の入手が可能となり、消費者は食に対してより安心や安全を感じることができます。生産者の顔が浮かぶ食材を使うことで、毎日の食事がより一層おいしくなると考えています。
また、食べチョクを利用する生産者が増えることによって、中小規模の生産者の売上向上に繋がるだけでなく、顧客目線を持つ生産者を増やすことができ、農業全体の価値向上に貢献できると考えています。食べチョクは既存流通とともに、「持続的な一次産業」を作り上げます。
※1:トレーサビリティとは、物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態のこと。
ビビッドガーデン会社概要
会社名:株式会社ビビッドガーデン
代表者:代表取締役社長 秋元里奈
本社所在:東京都港区白金台2-16-8
設立日:2016年11月29日
事業内容:こだわり食材のマーケットプレイス『食べチョク』、飲食店向け仕入れサービス『食べチョクPro』の開発・運営
会社HP:https://vivid-garden.co.jp/