自宅で過ごす人が増えている中、YouTubeでは動画を見ながら一緒に勉強や作業をする「一緒に勉強しよう」動画が盛り上がっているという。
一緒に勉強しよう動画は、色々なクリエイターが、30分から長いものだと2時間以上、黙々と勉強や作業をする自分自身を撮影している動画で、視聴者はまるで自分も同じ場所で一緒に勉強や作業しているような体験ができるという。勉強のやる気やモチベーションアップ効果があると世界中で人気のジャンルで、Googleによると2019年までの「#StudyWithMe」動画の累計視聴回数は既に2億回を突破している。
日本でも「はじめしゃちょー」が2016年に投稿した動画など、数年前から投稿され人気を博していたが、昨今の休校や自宅勤務の影響もあり視聴回数を伸ばしているという。
YouTubeで公開されている一緒に勉強しよう動画の中でも特に注目されているクリエイターと動画を紹介する。
人気クリエイター・はじめしゃちょーによる1時間の作業、勉強用動画。ただ、黙々とはじめしゃちょーと勉強できるこの動画は、2016年10月に投稿されて以来、450万回以上視聴されており、今もなお日々コメントが投稿されるという人気動画。繰り返し見ている人も多く、コメント欄では、はじめしゃちょーがくしゃみをする時間で残り時間に気付く等と投稿されている。
チャンネル登録者数約160万人の「はなおでんがん」による2時間の作業用動画。前半の一時間は、まるで彼らの家で一緒に自習しているような感覚になる家バージョン。後半は、場所を外の自習スペースに移す。
授業動画を投稿する「とある男が授業をしてみた」による一緒に勉強しよう動画。授業動画を見ている学生から「一回休憩すると気づくと長くなってしまっている」というリクエストが多く届くとのことで、この動画では40分の勉強時間2回の間に10分の休憩を入れた、計90分間の構成となっている。また、この動画以外でも、休校以来、「一緒に勉強しよう」動画をライブ配信で投稿し、3月21日の動画は3日間で既に1.8万回視聴されている。
「ゆきりぬ」による1時間の作業用・勉強動画。机の前で、PCとボールペン片手に黙々と作業に打ち込む姿を流すこの動画は、2月29日の公開以来、約2週間で12万回以上も視聴されている。
最後は、一緒に勉強しよう動画ではないが、東大クイズ王としてクイズ番組にも出演している伊沢拓司さんを中心とした人気クイズチャンネル「QuizKnock」が、この休校期間こそ「自分なりの勉強方法を見つける機会」と自習方法について紹介している動画。約20分の動画内で、(1)自習開始10分以内でその日の目標を立てる、(2)学習仲間の重要性、(3)学校の時間割を活用した学習方法、など伊沢さんの経験を基に勉強への取り組み方を紹介している。
YouTubeでは、「【#家で一緒にやってみよう】 勉強編」として、プレイリストも公開している。集中して仕事や勉強をしたい人は、ぜひチェックしてみよう。