VIVE ProのセットアップやVRゲーム体験のインプレッションなどを紹介
VRゲーム版「ウォーキングデッド」で没入感高めでリアルなゾンビホラーを体験 観る・聴く・歩くのが怖すぎる!
2020年04月01日 21時30分更新
ゾンビ映画およびドラマの世界を疑似体験してみたい。ゾンビを題材にした作品を観ていると、ふとそういった好奇心が湧いてくる。私は昔からゾンビものが好きで、「VR(バーチャル・リアリティ)」を駆使したゲームタイトルがあればな……とずっと夢見ていた。
VRを使って、ゾンビとキャッキャウフフしてみたい。そういうわけで、HTC NIPPONから「VIVE Pro」をお借りし、前から気になっていたVRゲームタイトル「The Walking Dead:Saints&Sinners」をプレイ。本記事ではThe Walking Dead:Saints&Sinnersのインプレッションを紹介する。
人情味のあるセットアップ画面
VIVE Proを選んだ理由としては、快適なゲーム体験ができる機能がそろっていることにある。トラッキングシステムと、高精細な映像が楽しめる2880×1600ドットの有機ELディスプレー、直感的な操作ができるコントローラー、立体的な音響が楽しめるハイレゾ対応ヘッドフォンなどが主な特徴だ。快適なVR体験がしたいという思いで、今回はVIVE Proをチョイスした。
ちなみに、VR自体は「PlayStation VR」ですでに経験済みなのだが、VIVE Proを体験するのは初めて。VRでゾンビと戯れる前に、まずはVIVE Proのセットアップを実施した。これをクリアせずしてVRゾンビ体験はないといっていい。
VIVEのセットアップ画面を開きながら、指示通りにセットアップしていく。おおまかに流れを説明すると、ベースステーションを対角線上に設置し、リンクボックスとパソコンにHDMIやDisplayPortのケーブルを挿し、2個のコントローラーをリンクさせ、VIVE Proを起動するといった具合だ。それと並行し、2個のコントローラーを充電。やることは多いが、ひとつずつこなしていけば問題はないだろう。
セットアップ画面はテキストだけでなく、画像と動画を使って丁寧に解説してくれるのがありがたい。もしトラブルやわからないことがあっても、対処策がちゃんと記載されてあるので非常に大助かりだ。なんていう親切設計。これぞ人情というやつなのだろうか、とちょっぴり感動した。なんとなく「男はつらいよ」シリーズと「トラック野郎」シリーズが無性に観たくなるほどだった。
パソコンが突然自我を抱いて暴走する、現実と虚構の境界線が崩壊するといったSF的なトラブルはなく、約60~80分ほどでセットアップは完了した。
検証に使ったゲーミングパソコンは、Ryzen 7 3700XとGeForce RTX 2070 SUPERを搭載したハイエンドモデル。上記の必要動作環境に適したスペックだ。あとはVIVE Proの電源を入れ、装着するだけ。さて、VRゾンビ体験をするとしよう。