米マカフィーは2月24日(現地時間)、「Unified Cloud Edge(UCE)」を実装するクラウドネイティブなMVISIONプラットフォームを発表した。同社はセキュリティーを強化し、サイバーセキュリティーのコストと複雑さを削減するための「セキュア・アクセス・サービス・エッジ(SASE)」の導入を容易にできる革新的な統合セキュリティーソリューションを提供する。
UCEは、デバイスからクラウドまで、画一したデータと脅威防御を提供。SASEを容易に実現するために、クラウドファーストの考え方で設計したという。クラウドサービスの導入にあたり安全な環境を整備し、従業員の生産性を向上できるように、あらゆるデバイスからクラウドへのセキュアなアクセスを可能にするとした。デバイス、ウェブ、クラウド全体で画一のポリシーを適用することで、データがデバイスを離れ、クラウドを往来。クラウドサービス内にあるときは保護し、新しいセキュアなクラウドを整備する。同社はブラウザー分離の先駆者で、受賞歴もあるLight Point Securityを買収するために正式な契約を締結したことも発表している。
マカフィーのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、兼最高製品責任者であるアッシュ・クルカーニ氏は「クラウドへのデータの分散は、今日、利用可能な無数のデバイスと相まって、重要な資産に対する保護方法を変えてしまいました。クラウドの可能性を最大限に引き出すためには、ITは、自社で所有していないクラウドサービスや自社が運用していないネットワーク上のデータをもセキュアにする必要があります。UCEを利用することで、企業はあらゆるデバイスからクラウドサービスまで、業務が行なわれるところに対してデータ中心の強力な防御が可能になります」とコメント。
Land O’Lakesの最高情報セキュリティー責任者を務めるトニー・テイラー氏は「マカフィーのデータと脅威防御に対する統合アプローチは、デバイス、ウェブ、クラウド全体に対して、当社のセキュリティーチームが従来必要としていたセキュリティーポリシーの管理の重複を排除しました」と述べている。