LINEは3月16日、新機能「画面シェア」の提供を開始した。
画面シェアは、LINEグループや複数人トークの友だちとグループビデオ通話をする際、参加している全員のLINE画面にユーザーのパソコン画面を一緒にシェアしながらビデオ通話ができる機能。
パソコン画面をグループにシェアするユーザーは、パソコン版LINEを使用する必要があるが、画面をシェアされる側のユーザーはパソコン版LINEを利用する必要はなく、スマホなど普段利用している端末でシェアされたパソコン画面を確認できる。
画面シェアの利用可能人数は、グループビデオ通話同様、3人から最大200人。参加者の顔はパソコン版LINEの場合は最大16人、スマホの場合は4人まで画面分割で同時表示、5人以上はアイコンで表示され、いずれの場合も発言者がフォーカスされる仕様となる。
画面シェアはWindowsデスクトップ5.23.0バージョン以上で利用可能。Macは近日中に提供開始する予定だという。
学校や塾の先生と生徒が教材を共有してサテライト授業を実施したり、学校やクラス、部活の仲間たちで卒業式で披露する予定だったコンテンツを見るなどして卒業式や終業式をリモートで開催するといった利用シーンを想定している。
その他、リモートワーク時に同僚同士で会議の資料を共有してビデオ会議をしたり、アーティストのファン仲間で延期となったアーティストの最新ライブを鑑賞しつつバーチャル飲み会を開いたりするなど、仕事や趣味での利用も見込んでいる。
なお、画面シェア利用時は画面や人物背景にバーチャルな装飾を施す「フィルター」機能や、人物以外の背景にエフェクトをかけて背景をぼかす「背景ぼかし」機能(Mac OS限定)も利用できる。LINEキャラクターの顔を画面に表示してユーザーとキャラクターの表情や顔の向きを連動する「キャラクターエフェクト」を使ってリアルに会えない友だちと一緒にフィルターを使いながらコミュニケーションをとったり、スクリーンショットを撮ることも可能だ。