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MWC20で見えるはずだったモバイルの未来を現地に飛んだ有識者が予想!

2020年03月09日 19時30分更新

文● 中山 智 編集● ASCII

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イベントは中止になったが
現地に向かったジャーナリストたちがモバイルの未来を語る

 残念ながら新型コロナウィルスの影響で中止となってしまった「MWC Barcelona 2020」。とはいえ、飛行機やホテルが返金のきかないキャンセル不可の予約だったり、ファーウェイが現地でプレスイベントを開催したりといった事情もあり、開催地のバルセロナへは筆者も含めて数名のジャーナリストやライターが例年どおり日本から訪れていました。

中止が直前だったので、会場の準備はある程度進んでいた

 そこでこの記事では、筆者も含めバルセロナまでやってきた日本人ジャーナリストやライターの方々に「もしMWC Barcelona 2020が開催していたら、どこを見所と考えていたか」という質問に答えていただきました。2020年のモバイル業界の見所としても要チェックです。

ファーウェイ発表会会場前で今回バルセロナまでいった方々で記念撮影

 

5Gの新しい使い方が見つけられたかも
石川 温氏

「5Gが去年以上に盛り上がってはいるものの、5Gならではの新しい使い方というか答えが見つかっていない。その答えが見つけられるのではと期待していた」

 

5G端末のどれを買うか悩むはず
法林岳之氏

「日本の通信キャリアでも5Gサービスがスタートするので、今回のMWCでは各社から発表された最新5G端末を見て、どの5G端末を買うか悩めるはずだった」

 

ドコモの技術力をアピールできずに残念
太田百合子氏

「ドコモの吉澤和弘社長のキーノートとブースに注目していた。日本の5Gは遅れていると指摘されているが、実はドコモは世界の各社と協業して5Gの高い技術力やサービスがある。それをアピールできなかったのが残念」

アスキーチームの部屋(になるはずだった)にみんなで集合して、Xperiaのオンライン発表会を見守った

 

5Gの現実的な未来が見られるはずだった
小山安博氏

「各国で5Gがスタートしているので、実験的な展示ではなく、現実的な5Gの未来を見せてくれると思っていた」

 

5Gを見据えた端末の進化が見られるはず
山根康宏氏

「5Gソフトウェア、サービス、ハードウェア、すべての面で中国企業がリードする現実をまざまざとみせつけられると思っていた。5Gを見据えた端末の進化(おりたたみ・ワイドディスプレーなど)、多種多様なスマートフォンの未来の形が見れるはずだった。OEMコーナーでは超低価格の5G対応150ドルスマホが登場していたかもしれない」

会場の「Fira Barcelona Gran Via」。左が今年、右が昨年

 

ポストスマホの息吹が感じられたかも
矢作 晃氏

「3Gではiモードケータイ、4Gではスマホが主役でした。連続しているようでいて、また分かれてもいます。ポストスマホとして、5Gで主役を担うデバイスの息吹を感じようと思っていました」

 

5G内蔵PCがあったかも
平澤寿康氏

「個人的には毎回MWC会場で展示されるPCにも期待をしていて、今年は5G内蔵PCがしれっと展示されるんじゃないかと思っていたので、それを確認できなくなったのが残念」

 

Xperia 1 IIを触りたかった!
中山 智氏

「Xperia 1 IIをじっくりと触りたかった! 昨年も展示機は動作が制限されているモデルだったが、別途プレス向けに動作モデルを見せてくれたので、今年もそれを期待していた。ジンバル装着時の映り込みとかいろいろ試したかったのに」

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