自宅で使えるプロジェクターが欲しい
プロジェクターが欲しい。そう思ったことがある方も多いはず。
プロジェクターが家にあれば、いつでもホームシアターが楽しめる。特に、NetflixなどのVODサービスが普及している現代では、以前よりも、一般家庭にプロジェクターを導入する意義が大きくなっているかもしれない。
DVDプレーヤーにディスクを入れて映画を見ることが一般的だった頃には「もっと大きな壁に投射したければ、テレビでDVDプレーヤーを使うのは諦めるしかない」とか、さまざまな問題でプロジェクターの導入を諦めるケースも多かったのではないか。
「Anker Nebula Cosmos Max」の注目の仕様
しかし時代は進歩した。Ankerの「Nebula Cosmos Max」はおよそ幅25×奥行き35×高さ10cm、重量およそ3kgと、同クラスのプロジェクターとしては、ややコンパクトな設計ながら、4K(3840×2160ドット)/最大150インチでの出力に対応。さらに、光源にLEDランプを採用し、1500ANSIルーメンの明るさ、3万時間の長寿命設計を実現している。
それだけでなく、Android 9.0を内蔵し、プリインストールされた専用のアプリからAmazon Prime Video、YouTubeにアクセスし、動画を再生できる。Wi-Fi(2.4/5GHz対応)環境さえ用意できれば、PCや再生専用機と接続する必要もなく、単体で映画鑑賞を楽しめるのだ。
Androidを搭載するプロジェクターは、同社ほか各社からリリースされてはいるものの、まだまだ一般的とは言えない。さらに4K/150インチという、家庭向けとしては限界に近いサイズでの出力に対応しつつ、Androidを搭載するプロジェクターは珍しい。同等のスペックを持つ他社製品は、市場価格が25万円を超えている。
「Anker Nebula Cosmos Max」は3月17日18:00までの期間限定で、クラウドファンディングサイトのMakuakeで販売中。一般発売は2020年の夏季を予定しているが、その際の実売価格は18万円弱になる見込みだ。いま、先行販売中のMakuakeで買えば、15万2983円(先着150個)、16万1982円(先着100個)と、値引き価格で購入できる(値引き額の大きい出資プランから売り切れていくため、早く買うほどおトクに購入できる)。
「安価」と言える価格帯の製品ではないが、先行販売で購入すれば、最大で4万円近くと、大きく値引きされる。かなりおトクな条件で購入できるので、この仕様にピンと来たなら、ぜひ先行販売期間中に購入するといいだろう。
家でも使いやすい工夫がいっぱい!
さらに高音質でスピーカー要らず
もう少し仕様に迫ろう。
4K(3840×2160ドット)/最大150インチ、1500ANSIルーメン、3万時間の寿命をうたうLEDランプ、Android 9.0の搭載などは、前述した通り。
さらに本機の使用感を高める機能として搭載されているのは、「高速オートフォーカス」と「自動垂直補正」。高速オートフォーカスは、投射するスクリーンに合わせて、自動でピントを合わせてくれる機能、「自動垂直補正」は、スクリーンに対して「Anker Nebula Cosmos Max」を斜めに置いた場合でも、自動で垂直をとってくれる機能だ。
プロジェクターを使ったことがある方なら、これらの調整に意外と手間がかかることを知っているだろう。水平方向の調整のみは手動となるが、ピントと水平を自動で合わせてくれるだけで、ずいぶんと楽にセッティングできるはず。
映像面では、トレンドを超えて定着しつつある「HDR10」にも対応。対応コンテンツの明瞭でハイコントラストな映像を楽しめる。
また音質面では、本体に4つのスピーカーを内蔵。「Dolby Digital Plus」と「Sound Dimension」の2つのサウンドテクノロジーに対応し、映像に5.1chの音源が記録されている場合でも、ソースを活かした立体感や臨場感のある音の再現が可能になる。
音質に特にこだわる方なら、トールボーイ型やブックシェルフ型のスピーカー、サラウンドシステムなどをスクリーンの周りに設置するかと思うが、単体でハイクオリティな音質を再現できる手軽さは、非常に便利。「Anker Nebula Cosmos Max」は手に持って家の中を移動できるサイズ感なので、投写できる部屋が複数あるなら、シアタールームではスピーカーと組み合わせて、リビングでは単体で……と、部屋によって使い分けできるのも頼もしい。
また内蔵のAndroid 9.0で、VODサービスに直接アクセスする使い方が基本となるかと思うが、HDMI入力やAirPlay、ミラーキャストにももちろん対応している。単体で高機能なだけでなく、ゲーム時の利用やライブ映像の鑑賞などフレキシブルな使い方にも対応できる製品なのだ。
高画質、高機能、ハイコスパのスマートプロジェクターとして
強烈な存在感のある製品
1万円台で購入できる安価なプロジェクターもずいぶん増えたが、「プロジェクターが欲しい」という欲求を満たせるかどうかは定かではない(もちろん安価でいい製品もあるが)。
「プロジェクターが欲しい」という欲求を、「自宅にいながら、大画面で高品質な映画を見たい」などの目的に置き換えてみると、その実現には、自分が求める機能性を満たしているか、確実に思う通りに動作し、使い勝手が悪くないか、といった部分をクリアする必要がある。
その意味で、4K/150インチ、LEDランプ、1500ANSIルーメンという、今後しばらくは第一線で使えることが予想される基本機能を持ちつつ、画質、音響の面でも充実した機能を持つ「Anker Nebula Cosmos Max」は、あらゆる人の「プロジェクターが欲しい」という欲求を満たせる製品だ。
実際、Makuakeでは100万円の目標金額に対し、3月5日時点で、1億452万円を超える出資を集めている。本製品の注目度の高さがよくわかるし、家庭で気軽に使える4Kプロジェクターとして、今後、無視できない選択肢としてますます注目されていくことを予感させる。
また、MakuakeではフルHD(1920×1080ドット)版の「Anker Nebula Cosmos」も並行して販売中だ。こちらは5万5986円(税込)からと、さらに買いやすい価格で販売されているから、4K出力が必要ないという方は、ぜひチェックしてほしい。
※本記事で紹介した先行販売製品はクラウドファンディングのプロジェクトにつき、デザイン・仕様が予告なく一部変更になる可能性があります。