グーグルは19日、次期Androidとなる「Android 11」の最初のバージョンとなるDeveloper Preview版を公開した。Pixel 2/3/4向けのシステムイメージもすでに公開されている。
Androidの最初のPreview版が公開されるのは例年では3月だったが、若干早めのスタート。ここから秋の正式版に向けて、開発が進んでいくこととなる。また、従来は「Android Q」などのように、ABC順の内部コードで呼ばれて、バージョンは後ほどの発表になっていたが、今回は「Android R」ではなく、最初から「Android 11」と呼ばれている。また、お菓子の愛称は昨年から無くなるなど、シンプルな形となっている。
公式ブログでは、Android 11における改良として、以下のような要素が紹介されている。
●5Gエクスペリエンス
5Gがもたらす高速・低遅延のネットワークを活用できるようにするための基盤の改良を進める。具体的には、定額制プランか否かを判断するためのAPIを用意し、定額制プランであれば、より多くのデータを使用するアプリなどが開発できる。
●新しいディスプレーへの対応
ノッチに続いて採用例が増えているピンホール型カメラに加えて、ウォーターフォールスクリーンと呼ばれる、曲線になっている側面部まで表示域になっており、完全ベゼルレスのディスプレーへの対応。
●ニューラルネットワークAPIの強化
●プライバシー、セキュリティー機能の強化
など、多岐にわたっている。詳しくは公式ブログの記事(https://android-developers.googleblog.com/2020/02/Android-11-developer-preview.html)を参照していただきたい。