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「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査 2019年度総集編」

Windows 10に更新済は7割、2割がWindows 7のまま

2020年02月12日 17時30分更新

文● ASCII

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 ジャストシステムは、2月12日、同社が運営するマーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」において、「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査 2019年度総集編」を発表した。

 同調査は、全国の17歳から69歳の男女1100名を対象に、セルフ型ネットリサーチ「Fastask」によって毎月1回実施している「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」の、2019年の調査データをまとめて分析し直したもの。

 2019年から2020年1月にかけてWindows 7のサポート切れが話題となったが、同調査結果によると、2019年を通してWindows 7の利用率は4.0ポイント減少し、Windows 10は8.1ポイント伸びた。2019年末時点でWindows 10に更新済みの人は約7割となり、着実にWindows 10への更新が進んでいるが、約2割がいまだにWindows 7のままであることがわかった。

 2019年12月度調査で、もっとも利用率が高かったWindows向けブラウザはGoogle Chrome(43.2%)、次いでInternet Explorer 11(27.8%)、Microsoft Edge(25.4%)だった。 5年前の2015年1月度調査で最も利用率が高かったのはInternet Explorer 11(38.7%)、次いでGoogle Chrome(34.8%)、Mozilla Firefox(19.1%)だった。この5年間で、Google Chromeは利用率を8.4ポイント伸ばしてシェアを広げた。

 アプリの利用率は、2019年12月度調査ではLINEの利用率は71.5%、Twitterは47.4%、Instagramは34.5%、Facebookは31.5%だった。 この3年でLINEの利用率は7.4ポイント、Instagramは10.9ポイント、Twitterは9.2ポイント伸び、一方、Facebookは6.0ポイント下がった。

 スマートフォンの所有率は、5年前の2015年1月度調査では56.7%、3年前の2017年1月度調査では76.3%、 2019年12月度調査では85.1%だった。 3年間で8.8ポイント、5年間で28.4ポイント伸びたことがわかった。一方、携帯電話(ガラケー)の所有率は、5年前の2015年1月度調査では39.1%、3年前の2017年1月度調査では21.0%、2019年12月度調査では11.7%と、5年前に比べて27.4ポイント、3年前に比べて9.3ポイント落ちた。この5年で、スマートフォンへの切り替えが進行したことがうかがえる結果になった。

 2019年12月度調査において、 MVNO(格安SIM)のうち、もっとも利用率が高かったのは「楽天モバイル」(33.1%)、次いで「UQ mobile」(15.9%)、「mineo」(9.0%)だった。2018年2月度調査と比べてもっともシェアが広がったのはUQmobileで、利用率が10.1ポイント伸長した。

 家族分を含まない、自身だけのスマートフォン月額料金について聞いたところ、 2019年12月度調査では、「3000円以上、 5000円未満」の人がもっとも多く(21.7%)、次に「5000円以上、 7000円未満」(19.4%)、「7000円以上、 1万円未満」(18.5%)だった。年代別に「5000円未満」と答えた人の割合を見てみると、 10代(40.2%)、 20代(38.3%)、 30代(50.0%)、 40代(46.7%)、 50代(42.6%)、 60代(55.1%)となり、 60代の半数以上は、スマートフォンの月額料金が5000円未満であることがわかった。

 1日の平均的な「スマートフォンでのネット閲覧・視聴時間」を年代別に見てみると、 2019年12月度調査では、 10代(195.2分)、 20代(143.6分)、 30代(100.2分)、 40代(103.6分)、 50代(70.3分)、 60代(57.6分)。 10代の利用時間が特に長く、また10代から40代の世代で100分を超えていた。2年前である2018年1月度調査では、 10代(113.1分)、 20代(129.0分)、 30代(91.1分)、 40代(78.9分)、 50代(62.5分)、 60代(59.9分)。 10代は82分以上、スマートフォンでのネット閲覧・視聴時間が伸びていた。

 なお、集計データとしてまとめた全127ページの調査結果レポートを、「Marketing Research Camp」の自主調査レポートページから、無料でダウンロード提供している。

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