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プロジェクト責任者が語る「FIXER、Azure Expert MSPとってみた」 第2回

FIXER cloud.config Tech Blog

「Azure Expert MSP」取得が全社のプロジェクトになる

2020年02月14日 11時00分更新

文● 小林 勲/FIXER

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「~Azure Expert MSP とってみた#2~MSP取得プロジェクトが全社プロジェクトになる」を再編集したものです。

 こんにちは。 FIXER cloud.config Division General Manager のいさおです。

 前回書いたとおり、細々と3名で始まった「MSP取得プロジェクト」ですので、初回審査は0点を取ったような気分になる散々な結果でした。

 ですので、2018年6月の監査後の7月はまだ、社内では「MSPなんて取れるわけがない」「MSP取得の活動は自部門とは関係ない」というような声もちらほら聞こえていました。

 さて、どうやって市民権を得たらいいのやら・・・?

プロジェクト計画書

 「全社の経営方針」「Azureの技術力の証明」「マイグレーションプロセスと証跡」「マネージドサービスのプロセスと証跡」「強固なガバナンスとセキュリティの証明」「継続的な改善活動」と多岐にわたるAzure Expert MSPのクライテリアです。

 まともなプロジェクト計画書の作成には1ケ月くらいかかりそうだったので、とりあえずの体制と審査までのスケジュールを作って、関連する部門の方々に「ありものでいいから、資料をひっかき集めてください!!」とお願いし、実質2週間ほどでなんとか資料が集まったところで監査・・・。

 関連する部門の方々へのオンボーディングを十分行うこともできなかったので、監査でとんちんかんな資料を提示したりもしていました。

 こりゃやっぱ、しっかりと練られたプロジェクト計画書が無いと話になりませんよね。

 v1.5のMSPのクライテリアは、8セクション64項目でした。

 クライテリアには、セクションごとに必要なロールの人が記載されていますが、そのままを体制に落とし込もうとすると、なにやら巨大な組織ができあがってしまいます。

 また、1チーム1セクションのように単純な体制にしようとしても自社の組織にあてはまりません。

 なので、自社の組織に合わせて、セクションではなく項目単位で担当割することにしました。

 ここ、体制づくりのコツですね。

 チームAはセクション1のxx項とセクション8のxx項みたいな感じです。

 そんな感じで、各チームの本来の業務とMSPクライテリアの項目を直結させ、チームごとに月次の達成目標を設定することで、少しずつ各チームがMSPのクライテリアを理解できるようになってきました。

 3人から、11人+協力会社の体制に!

 やったー!

 全社一丸となったプロジェクトの発足だー!!

全社会

 弊社、全社員が集いビジネスアップデートや旬のトピックを共有する「全社会」を毎月実施しています。

 MSP取得プロジェクトのプロ計ができて全社プロジェクトになり、各チームが能動的に動けるようになってきたのはいいが、活動が始まってみると・・・、「MSPを取得するために」と言うより「自部門のミッションの延長線上」という意識の方がまだまだ強かったかもしれません。

 MSPの中心メンバーだけが頑張ってるんでしょ

 っていう雰囲気じゃ、全社一丸のプロジェクトにならんので、全社会でMSP取得プロジェクトのアップデートをすることにしました。

 メンバーのみんなが頑張ってくれていることが、MSP取得に向けた一歩一歩になっているんだよってことを伝えるとともに、直接MSP取得プロジェクトに携わっていない人に対して、この活動がいずれみんなの仕事に直結していくんだってことを伝えるために。

 毎月しつこく訴えかけてやる・・・( `ー´)ノ

 ということで、2018年8月の全社会で初めて全社員に向けて発信。

 ・Inspire2018のセッション(MSP03)でcloud.configが紹介されたこと
 ・2015年に日本初でCSPに認定されたこと

 FIXERってこんな会社ですもん。

 MSP取らなきゃダメでしょ!!って。

 次回は、「ISOがやってきた」の巻。

  小林 勲/FIXER

 いさお、こと小林 勲です。
 2019年2月からcloud.config DivisionのGeneral Managerをやってます。

[転載元]
 ~Azure Expert MSP とってみた#2~MSP取得プロジェクトが全社プロジェクトになる

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