NTTドコモは30日、2019年度第3四半期(10~12月)の決算説明会を開催。その中で5Gでの料金プランについて問われた同社代表取締役社長の吉澤和弘氏は、データ通信量は当然考えないといけないとし、「アンリミテッドも選択肢の1つ」と発言した。
ドコモは今年1月から、「ギガホ」の通信量を本来の30GBから60GBに増量するキャンペーンを展開している(終了時期は未定)。この効果についてはまだ始まったばかりとして、具体的な効果は示されなかったが、一方で他キャリアが月50GBやスマホで上限無しといったプランを展開する中で「ポートアウトが多少増えていた」(吉澤社長)とし、通信量の差にも原因があると分析。対抗策としてキャンペーンを開始したことを認めた。この延長線として、5Gのサービスでは「上限無し」のプランを検討していると考えられる。
ドコモの5G正式開始時期は
「今春」も実際はいつ? 3月18日より後?
なお、ドコモは5Gの本格サービスの開始時期について「今春」とのみ公表しており、今回も回答は変わらなかった。一方で決算説明会で配布された資料に5Gプレサービスの事例として「3月18日に『8KVRライブ』イベントを実施」という記述があり、「3月18日の時点ではまだ5Gの正式サービスは始まっていないという意味か?」という質問に対して、回答にブレが生じる場面も見られた。