デルは1月9日、現在ラスベガスで開催している世界最大のエレクトロニクスショー「CES 2020」において、コンセプトデバイスの公開を予定していると発表。未来のPCに関する同社の考え方も感じられるという。
公開予定の1つである「Concept UFO」は、1900×1200ドット対応の8型ディスプレーを搭載する。多様なモードでゲームできるように着脱可能なコントローラーを付属。コントローラーをディスプレーに接続したままユニットとして使ったり、コントローラーを外して飛行機や電車のテーブルなどの平らな場所でスタンドを使用して、お気に入りの番組のストリーミング再生をしたりできる。第10世代インテルCoreプロセッサーとWi-Fi、Bluetooth、Thunderboltを使うことで、移動中も比類のないパフォーマンスを実現するという。
「Concept Duet」は、2つの13.4型ディスプレーを備えたデュアルディスプレーデバイス。通常のノートPCのような外観ながら、場所を問わずにペンおよびタッチ対応の2つ目のスクリーンを使用できる。各ディスプレーで画像やシーン、文書を比較・編集するのはもちろん、移動中にほかの作業をしながら、電話会議や電子メールのチェックなども可能。
「Concept Ori」は、13型ディスプレーを採用する折り畳み式のデバイス。デュアルディスプレーと同様の体験とメリットが得られるのはもちろん、継ぎ目がないという利点もあるとしている。バーティカルモードで記事を読んだり、ページをスクロールしたりするのに最適とのこと。
3製品はコンセプトデバイスなので、提供可能時期やロードマップの情報、価格、仕様などは現時点では発表していない。CES 2020では、デバイスの展示はもちろん、同社の主任デザイナーやエンジニアによる詳細説明やデモを実施予定としている。