災害対策車のモデルケースになれば
さて災害対策のモデルケースになれば、ということだが、車両とアンテナの料金は? と尋ねたところ、車両は約500万円、衛星インターネット回線はアンテナや基地局側の整備を含めた設備投資に1000万円以上とのこと。それでも他の衛星インターネット接続システムと比べれば安価だという。ちなみに衛星インターネット回線の設備に関しては、オーダー内容や納入件数によって価格は変動するそうだ。
配備される2台のうち、東京エリアを受け持つ初号機に衛星インターネット接続回線を搭載。北海道エリアの弐号機にはその用意はされない。なお配備は2月1日からで、東京オートサロン2020にて車両展示する。なお、取材時は内装などは未だ手が入っていない状態で、今後改修する予定とのことだ。
この車両が活躍しないことが一番望ましいのは言うまでもないが、今年の台風15号に代表されるように、災害はいつやってくるかわからない。企業や自治体だけでなく、私たちも車を選ぶ際に「電気が使えるのか?」も検討する時代がやってきている気がした。
公開当初より、記事を一部修正しております。(12/30 12:00)