黄金の60年代を駆け抜けたスポーツカーが鈴鹿に集合
世界中の自動車メーカーが競って個性的なマシンを生産していた1960年代は、いわばスポーツカーの黄金時代と言えましょう。ポルシェ、ブラバム、ロータス、フォード、ジャガーをはじめ、日本からはホンダ、日産といったマシン達約20台が鈴鹿でデモレースを展開。
さらに、1960年代のサーキットに大きな足跡を残したプリンス/ニッサンの名車、プリンスグロリアスーパー6や、プリンススカイラインGT S54、そして日産スカイラインGT-R(通称ハコスカ)を、ニッサンワークスドライバー経験者である長谷見正弘・星野一義・松田次生さんがドライブするという企画も。
そのうちハコスカのレース仕様は、来年初頭に開催される「東京オートサロン2020」内のオークションに出品されるというので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。ステアリングを握った松田さんは「僕もハコスカを持っていますけれど、こんなに気持ちよくエンジンが回ったことはなくて。これはイイですね」とのことでした。
他にも、葉巻型とよばれるフォーミュラーマシンや、ミニF1と呼ばれた日本独自の軽フォーミュラFL500によるレース、そして1972年までに製造された二輪ロードレースマシンによるレースも行なわれました。これらのマシンはすべて個人所有で、この日のためにレストアを施したものも。年々これらのマシンの参加は増えているとのことで、「SUZUKA Sound of ENGINE」は、このようなマシンの走行をする機会と交流の場でもあるそうです。