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さとうなおきの「週刊アジュール」 第123回

Azure IoT Centralが業界別アプリケーションテンプレートを提供

Visual Studio App CenterのWPF/Windows FormsサポートがGAに

2019年11月06日 10時30分更新

文● 佐藤直生 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 こんにちは、さとうなおきです。今回の「週刊アジュール」では、2019年10月27日~2019年11月2日の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。

Azure Storage:カスタマーマネージドキーによるManaged Disksの暗号化

 ストレージサービス「Azure Storage」の一機能「Azure Managed Disks」(マネージドディスク、管理ディスク)は、IaaSの仮想マシン(VM)機能を提供するAzure Virtual Machines向けのVM向けの永続ディスクストレージを提供します。

 Azure Managed Disksの暗号化で、これまでサポートされていた「プラットフォームマネージドキー」に加えて、「カスタマーマネージドキー」のサポートがパブリックプレビューになりました。

カスタマーマネージドキーによるManaged Disksの暗号化

Azure Site Recovery:テストフェールオーバーでのネットワーク構成のカスタマイズ

 Azure Site Recoveryは、様々な環境のVMや物理サーバー間のディザスターリカバリー(DR)/移行サービスです。

 Azure Site Recoveryでは、Azure上のVMのフェールオーバーの際に、(サブネット、内部ロードバランサー、パブリックIP、ネットワークセキュリティグループといった、ネットワーク構成のカスタマイズができます。ネットワーク構成のカスタマイズで、これまでサポートされていたフェールオーバーに加えて、テストフェールオーバーがサポートされしした。

Azure Site Recoveryのテストフェールオーバーでの、ネットワーク構成のカスタマイズ

Azure Cost Management:10月のアップデート

 Azure Cost Managementは、マルチクラウド環境での使用料金の管理、監視、最適化のためのサービスです。

 9月のアップデートに続いて、Azure Cost Managementの10月のアップデートがまとめられています。Azure Cost Managementの10月のステータスもご確認ください。

Azure API Management:10月のアップデート #2

 Azure API Managementは、既存のAPIに対するAPIゲートウェイのサービスです。

 10月のアップデートに続いて、Azure API Managementの10月のアップデート #2がリリースされました。新しい開発者ポータルでのカスタムコンテンツタイプの作成などの新機能があります。

Visual Studio App Center:WPF/Windows Formsサポート

 Visual Studio App Centerは、iOS、Android、Windows、macOSアプリケーションのビルド、テスト、配布、監視のためのサービスです。

 8月にプレビューになっていたVisual Studio App CenterのWPF、Windows Formsサポートが、GA(一般提供)になりました。

Visual Studio App CenterのWPFサポート

Azure Machine Learning:TensorFlow 2.0

 Azure Machine Learning(Azure ML)は、機械学習の開発と実行のためのプラットフォームを提供します。Azure Machine Learningには、Azure Machine Learning StudioAzure Machine Learningサービスという2つのサービスがあります。

 オープンソースの機械学習プラットフォーム「TensorFlow」の最新バージョン2.0がリリースされました

 Azure Machine LearningサービスのTensorFlowエスティメーターが、TensorFlow 2.0をサポートしました。また、Azure Machine LearningサービスのノートブックVMには、TensorFlow 2.0が事前インストールされるようになりました。

TensorFlow 2.0

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