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便利なサービスを使って時間短縮で英語を身につけよう

ネイティブっぽく英会話に使えてコミュニケーションにも役立つスラング検索Webサービス「Urban Dictionary」

2019年10月30日 11時00分更新

文● 小山 安博 協力●長束 啓樹(ENGLISH COMPANY)

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 PCやスマホを使って、英語学習を時短にする便利なサービスやツールなどを紹介する連載。今回は、スラングを検索できる「Urban Dictionary」を紹介します。

スラングなどを検索できるUrban Dictionary

長束氏のおすすめポイント
頭字語(Acronym)に強い
 英語のスラングで非常に多いのが「National Aeronautics and Space Administration」を「NASA」と略すような頭字語 (Acronym) と呼ばれるもの 。特に厄介なのが同じアルファベットの並びが、いくつか異なる言葉の略語になっている場合である。SNSやテキストメッセージなどを中心によく出てくるこれらを「Urban Dictionary」はたくさんカバーしている。

一般の人たちが単語と定義を登録できる
 これにより「Urban Dictionary」はかなり使用者の少ない単語や表現でも見つかることが多い。権威のある辞書は信頼性が高いものの新しい単語が増えるスピード感はゆっくりになってしまうので、すぐにそういった単語や表現が追加されていくという点で「Urban Dictionary」は便利。裏を返すと信憑性に欠ける情報がどうしても混ざってきてしまうということではあるが、それぞれの投稿に対するLIKEとDISLIKEの割合や他のプラットフォーム(Twitterなど)で検索することである程度確かめられる。

 言語学習で大事な単語力。単語を覚えるのは反復学習しかないが、日本語でも「方言」「若者言葉」「流行語」「ネットスラング」といった具合に、一部の年代や地域、時代にだけ使われる言葉があり、特に会話だと辞書に載る正式な言葉だけではコミニュケーションに苦戦する可能性がある。

 方言はともかくとして、いわゆる「スラング」は正式な言葉ではないため、ビジネスの現場では使いにくいし、下手に使って相手の機嫌を損ねる可能性もある為、使い方は難しい。とはいえ、若者と交流する場合や映画などでそうした言葉が出てくることもあり、知っておいて損はない。特に昨今はSNSで年代、場所を問わず交流できるようになったため、こうしたスラングを目にする機会も増えている。

 とはいえ、ただ辞書を調べるだけだとスラングの意味を理解することはできない。そもそも一般的な辞書には載っていないことも多いし、「同じ単語が辞書的な意味と違う意味を持つ」というスラングも多い。日本語でも「鯖」を「サーバー」の意味で使うのは一部のネットユーザーだろうし、「〜厨」のような表現もスラングだろう。

 同様のスラングは、もちろん英語にもある。こうした「一般的な辞書的な意味とは異なる意味の言葉」を集めたのが「Urban Dictionary」だ。通常の辞書とは異なり、一般からの単語とその定義を募集しており、Wikipediaにも近い体裁の辞書サイトだ。

 サイト側のチェックも入るようだが、広く募集しているため、利用者が少ない独自の用法も見つかる可能性があり、場合によっては役に立ちそうだ。大学、食べ物、音楽、インターネットといった、スラングの多そうなジャンルごとに単語を一覧表示してくれるのは便利。

検索語を入力するたびに単語が次々表示されてくる

カテゴリから一覧表示も可能

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