NTTコミュニケーションズおよび東日本旅客鉄道(JR東日本)は9月25日、モバイルSuicaを活用した交通費精算サービス「Smart Go」の提供を開始した。
企業などで業務で発生する交通費は、従業員が立て替えた後に精算手続きを行なう方法が一般的だが、料金が少額でも申請やチェック、承認、振り込み手続きなどによるコストが発生する。Smart GoではモバイルSuicaサービスとの自動連携により精算業務を大幅に簡素化できるしくみで、とくにモバイルSuicaへのチャージを法人用クレジットカードで行なう場合には、立て替え払いの精算も不要、交通費精算業務をゼロにすることが可能という。
サービスの導入企業はモバイルSuica利用に伴う交通費精算について従業員から同意取得したうえで、利用データを安全かつ確実にサービスのシステムに反映。NTT Comによるアカウントアグリゲーションサービス「Agurippa」で培った技術を活用しており、JR東日本がサービス専用に提供するモバイルSuicaデータ取得用のサーバーから自動で利用データを取得するため、申請漏れや記入ミスも防ぐことができるとしている。