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重量1.6kgで吸込仕事率は100W:

育児の神器ってやつか! パナソニックの軽い掃除機

2019年09月17日 16時30分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 2歳児くんの保護者をしています盛田諒ですこんにちは。毎日元気いっぱいの子どもがこちらの体力を30%くらいに削ってくれるため、掃除機はできるだけ軽いモデルがほしいと思っている昨今です。パナソニックが9月17日にスティック掃除機「パワーコードレス」シリーズから軽くても吸引力が強いという新製品を出しまして、体力削られマンとしてはたいへん気になりました。

パワーコードレス MC-SB30J
10月25日発売予定
想定価格4万5000円前後
パナソニック

 掃除機の吸引力にあたる吸込仕事率は100W。同社調べでは、2kg未満の軽量モデルの中ではトップクラスということでした。同社が吸引力を見せるために作った「すいすいタワー」にノズルを入れて「強」モードで運転したところ約3kgの重りがスーッと持ちあがりました。なるほど強力。

 ちなみに吸込仕事率は空気を吸い込む力をあらわす単位。床ノズルをはずした延長管の先で吸い込む風の量を測定したものです。ノズルの性能が加味されないので清掃能力とイコールではありませんが、掃除機の性能をあらわす指標のひとつです。

 本体重量は約1.6kg。モーターとバッテリーを小型化して、ノズル部分も軽量化。さらに実際使ったときの軽さにこだわり、人が歩くときの腕の振りに近い動きで操作できるように設計。腕を引いたときひじが曲がりにくく、階段などを掃除しやすい作りになっています。

 ノズルには、ごみをまんなかに集めて吸引口でキャッチする「V字ブラシ」を採用しました。ブラシの毛は、フローリング向けのやわらかい毛、たたみ・じゅうたん向けのかたい毛という2種類の毛が混ざっていて、ヘッドは壁ぎわのごみをしっかり集められる構造です。

 充電用スタンドはなし。本体も自立しませんが、そのへんの壁に立てかけておけるよう、本体の裏側に「壁ぴたゴム」というゴムがついています。シンプルなデザインなので部屋に出しっぱなしにしておいてもそんなに違和感はなさそうです。

 実際に試してみると、なるほど軽い力で動かせました。特に左右に曲がるときの操作が軽く、インテリアのすき間やテーブルやイスの脚まわりを掃除するときがとてもラクですね。本体をベタッと寝かせられるので、ソファやベッドの下を掃除するときもラクそうです。ノズルは自走式なのでスーッと力を入れなくても前に進んでいきました。

 全体によけいな力を使わないことを追求して作られている印象を受けました。時間も体力もなく、気づいたときにサッと掃除をしたいというわが家のような子育て世帯のニーズにはドンピシャです。先日ツイッターで「育児の三種の神器」という大喜利が流行りましたが、これも育児の神器のひとつと言えるかもしれません。衝動買いしそうで怖い。


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