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小さな会社の兼任IT担当者、ネットギア「Insight」で社内ネット環境を整える ― 第1回

スマホ世代でIT知識はないけど“なんちゃって社内ネットワーク”を改革したい!

兼任IT担当者のケンタロウ、ネットギアの「Insight」に出会う

2019年09月11日 08時00分更新

文● 谷崎朋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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(※このストーリーはフィクションです。ネットギア以外の実在する人物・組織には一切関係ありません)

入社して待っていたのは“兼任IT担当者”の肩書きだった

 「さっきからパソコンがネットにつながらないのよ。何とかして!」。そんな電話が営業用のスマホに入り、あわてて出先からオフィスへ走り帰ったケンタロウは、汗だくのまま無線LANルーターの前に立ちすくんでいた。どうしてこんなことになったのか……。

 今年4月、ケンタロウは仕出し弁当を製造・販売する、従業員20人のゴチソー弁当株式会社に新卒入社した。地元の野菜をふんだんに使った「ゴチソーの仕出し弁当」は味も良く、会議や会合、法事の集まりなどで引っ張りだこだ。さらに最近では、働く家族やお年寄りに充実した食生活を送ってもらいたいと、真空調理システムを導入して家庭向けの「ゴチソー惣菜パック」の販売も開始。これが地元スーパーで人気となり、工場の拡張や県外進出も視野に入れて営業活動を活発化させている。

 ケンタロウ自身も子どもの頃からゴチソーの弁当が大好きで、大学時代にワンダーフォーゲル部で鍛えた足腰と根性をゴチソー社で活かしたいと同社の会社説明会に出席。偶然にも登山が趣味という営業部長と意気投合し、あれよあれよと面接から内定まで進み、営業社員としてめでたく入社する運びとなった。

 もっとたくさんの人にゴチソーのお弁当やお惣菜を食べてもらえるように、僕も頑張ろう! そんなワクワクした気持ちで初出社したケンタロウを待っていたのは、営業お得意先の引き継ぎと同時に、“兼任IT担当者”という肩書きの引き継ぎだった。営業部長いわく、ゴチソー社には専任のIT担当者がいないため、何年も前から営業部の新入社員がその役割を負うことになっているという。

 「大丈夫、大丈夫! 使ってるのはどこの家にもあるような無線LANだし。つながらなくなっても十中八九は電源引っこ抜いて戻したら直るって、前任のカトーも言ってたから。心配ないって!」。それじゃあ部長がやってくださいよと、ケンタロウは喉元まで出かかった言葉を飲み込み、今に至る。

 学生時代、論文を書くためにWordを触ったことはあるが、ケンタロウのパソコン経験はその程度で、大抵のことはスマホで済ませてきた。ゴチソー社に入社してからも、パソコンでは書類を作るためのWordやExcel、調べ物をするときのWebブラウザくらいしか使っていない。そんな“スマホ世代”の自分が、しかも営業で外出の多いところに、社内のネットワークのお守りまでやるなんて無理な話だ。

 実際に4月の入社以降、月に1回くらいは外出中に「ネットにつながらない」と電話がかかり、あわてて営業先からオフィスに舞い戻っている。しかも戻ったところで、ルーターの電源を抜き差しして再起動するくらいしかできない。そのくらいなら誰か代わりにやってくれたらいいと思うのだけど、みんな怖がって触れたがらない。

 もしも再起動しても直らなかったらどうしよう……。その責任を考えると、“兼任”といえどもIT担当者としては気が重くなる。社内のパソコン業務はどんどん増えているし、せめてこのよく止まる、古い家庭用無線LANルーターは買い換えてほしい。

 ふと、プログラミングが得意で隣の県のSIerに就職した幼なじみのリョースケを思い出した。学生時代にパソコン選びで相談したとき、リョースケは「自分が何をするのか、何をしたいのかイメージしてから探すといいよ」とアドバイスをくれた。そうだ、「何をしたいのか」がはっきりすれば、部長に買い換えをお願いできるかもしれない。

 オフィスでも安心して使える、簡単に設定できる、外出先からでも状況が確認できる、えーとそれから……。そんな理想をめいっぱい頭に浮かべながら、ケンタロウはスマホのブラウザを開いた。思いつく限りの単語を入力しながら検索すること30分。さまざまなメーカーの製品を見比べてきたケンタロウの目に飛び込んできたのが、ネットギアの「NETGEAR Insight」だった。あっ、これならいいかもしれないぞ……!

“行き当たりばったり”の社内ネットワーク構築ではやがて行き詰まる

 従業員規模の大きな企業であれば、専任のIT担当者がおり、社内ネットワークもしっかりとした設計に基づいて構築される。しかし、ゴチソー社のように従業員20名程度の中小企業となると、専任のIT担当者がおらず、総務や営業など他の業務との兼務(兼任IT担当者)になることも少なくない。計画的に社内ネットワークを構築しているケースもまれだろう。

 兼任IT担当者としては面倒な仕事を増やしたくないので、シンプルにインターネット接続が確保できて、社内の共有ファイルサーバー/NASやネットワークプリンタにもつながれば、ひとまず社内ネットワークは“完成”だ。有線LANすら敷設せず、安価な家庭向け無線LANルーターを1台買ってきて、そこにすべてのデバイスを無線接続して済ませているという会社も多いのではないか。

 だが中小企業といえども、“行き当たりばったり”の無計画な発想にはやや問題がある。一般家庭とは異なり、企業ネットワークの場合は事業拡大に合わせて従業員数が増え、それに合わせて接続するデバイス数も増えていく。オフィスフロアや工場などを増床すれば、ネットワークがカバーするエリアも拡大しなければならない。さらにこれから業務現場のデジタル化が進めば、たとえば工場内の現場でタブレット端末を使い、生産状況の管理や機器の稼働状況チェックなどを行いたいといったニーズも出てくるはずだ。

 以上のことをふまえると、中小企業の社内ネットワーク構築においては「複雑になりすぎない」「運用管理が簡単」で、なおかつ将来的には「拡張がしやすい」ことがポイントとなる。もちろん、多数のデバイスが接続しても安定して使える信頼性も欠かせない。

 何よりも重要なのは、兼任IT担当者の手をわずらわせることなく、企業ビジネスを支えるネットワーク環境を提供できる運用管理の簡単さだろう。何かトラブルが起きるたびにオフィスに舞い戻り、機器を再起動したり設定変更したりしなければならないようでは、兼任IT担当者の業務効率が極めて悪くなるうえにトラブル解決までの時間もかかってしまう。

 ゴチソー社が導入しているような安価な家庭用ネットワーク機器では、こうした企業向けの要件を満たすことは難しい。家庭用機器の場合、多数のユーザーが同時に接続するような設計になっておらず、デバイスの接続台数が増えれば動作が不安定になりがちだ。また運用管理面でも、企業向け製品のような高度な機能を備えるわけではなく、それこそ「電源を抜き差しする」ような運用になりがちだ。

 簡単に運用できて、信頼性もあり、なおかつ将来的な拡張にも対応できる――。こうした中小企業における社内ネットワークニーズを満たすのが、ケンタロウが発見したネットギアの「NETGEAR Insight」である。

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