きちんとした仕組みで運用すれば、現金のやり取りよりも安全
── キャッシュレス決済の用途は広がっていますが、安全と言えますか?
青木 もともとキャッシュレス決済は、ソーシャル系の大きなサイトなどで送金を手軽にするといった用途で、世の中に広がっていった面があります。日本で言えば、LINE Payなどもこれに当てはまります。
もちろん、オンラインで決済情報をやり取りすれば攻撃を受けやすくなる面もあり、一長一短あることは忘れてはいけません。ただ、個人的には現金で支払うケースが多い、町内会費や学校などでの集金も電子決済にすることで安全性を高められる面があると考えています。また、海外ではUberなどタクシー配車サービスを利用する際にもキャッシュレス決済が当たり前になっています。最初は不安でしたが、現金を渡さずにタクシーに乗れるというのは、タクシーの運転手にとっても利用者にとっても相互にメリットがあるのは使えば感じられると思います。
── 安全な仕組みであれば、むしろ現金より安心して使えるわけですね。
青木 結論をまとめると、スマホ自体のセキュリティをより守っていきましょう。加えて、店舗側の端末なども意識高く管理しましょう。これが今後キャッシュレス決済が広がっていくうえで守らねばならない、基本的な考え方だと思います。
── ありがとうございました。