横浜にはイタリアの跳ね馬がよく似合う
日本で唯一の伊・フェラーリ社公認クラブである「Ferrari Owner's Club Japan」(以下FOCJ)の設立5周年を記念したスペシャルイベントが9月1日(日)、横浜みなとみらい地区の新港9号岸壁で開催され、約100台の跳ね馬が終結。横浜にフェラーリの波を起こした。
FOCJは、2014年4月に日本のレジェンドフェラリスタである松田芳穂氏、平松潤一郎氏、岡本芳邦氏が発起人となり設立。同年8月にFOCのガイダンスに沿って作られた世界初のクラブだ。現在では550名のフェラーリオーナーが参加しており、ツーリングやサーキットイベント、クリスマスディナー、海外ツアーといった年間約20のイベントを開催している。
今回はFOCJ発足5周年を記念したツーリングイベントのゴールとして行なわれたもの。現在建設中で11月オープンを予定している「横浜ハンマーヘッド」と、その周辺エリアの先にある、幅20メートルの桟橋に、横5列・縦20台の約100台のフェラーリを並べ、オーナーたちがみなとみらいの風景と共に自由に撮影をする、というものだ。
フェラーリたちは、神奈川県有数のマーチングバンド「YOKOHAMA ROBINS」のウェルカム演奏と共に入場。整列し停車すると、愛車を撮影したり、オーナー同士の会話に花を咲かせた。
また、岸壁に参加者のひとりが所有するクルーザーが登場。横浜らしい雰囲気をさらに盛り上げ、参加者たちはドローンやヘリコプターを用いた集合写真を撮影した後、会場を移してランチを楽しんでいた。
川崎FOCJ会長は「皆様のご理解・ご尽力で5周年を迎えることができました。今回、皆様のご協力あって、このようなイベントができたことをうれしく思います。また5年後にイベントができればと思います」と挨拶。
続いてフェラーリ・ジャパンの遠藤マーケティング・ディレクターが「フェラーリとしても、今後もFOCJをサポートするとともに、皆様によりたのしんでいただける内容をご提案できればと思います」と今後の意気込みを語った。
会場には「ラ・フェラーリ」や、そのオープンモデルである「ラ・フェラーリ・アペルタ」。さらにフェラーリのスポーツプログラムに参加している顧客のみが購入できる488ピスタの”テーラーメイド”バージョン、「ピロティ・フェラーリ(Piloti Ferrari)」など、珍しいモデルが多数登場。参加者たちの羨望を集めていた。
自動車のオーナーズクラブは多数あるが、ここまで華やかなものも珍しい。フェラーリを所有されたらぜひ、FOCJに入会し、フェラーリの深淵を覗いてみてはいかがだろうか。なお、次のページからは、今回参加したフェラーリの写真を紹介する(全台ではありません)。
実はASCII.jpでもフェラーリ 488 GTBを試乗しています。