Core i7-8750H、32GBメモリー、3TB HDD+Optaneメモリー約16GBとフルカスタマイズモデルで検証
家族で使える一体型PC「ESPRIMO WF1/D1」カスタムモデルの性能をチェック (1/2)
2019年08月06日 09時00分更新
富士通クライアントコンピューティングが販売する「ESPRIMO WF1/D1」は、4辺狭額フレームの23.8型ディスプレーが目を引く、美しい風景写真などを表示させればインテリアにもなるデザインの一体型デスクトップパソコンだ。本機はカスタマイズによってユーザーが必要とする仕様に変更可能で、CPUのデフォルトはCeleron 3865Uだが、Core i7-8750Hにアップグレードするなどハイスペックな仕様にもできる。試用機も、Core i7-8750Hを搭載し、メモリーも32GB、ストレージも3TB HDD+Optaneメモリー約16GBに拡張されているので、かなりのポテンシャルを持っていると想像できる。
そこで今回は、ESPRIMO WF1/D1の試用機の実力を測るためにベンチマークテストを実施した。ではそのテスト結果をみていこう。
ウェブブラウジングなどの一般的な作業はストレスなく扱える
ESPRIMO WF1/D1の試用機は、Core i7-8750H、32GBメモリー、3TB HDD+Optaneメモリー約16GBを搭載している。この構成で価格は26万6664円だが、富士通WEB MARTでクーポンを利用すれば23%オフの20万5331円で購入可能だ。なお、標準スペックの場合はクーポン利用で11万2346円からとなる。
総合系ベンチマークソフト「PCMark 8」は、通常作業などのパフォーマンスをチェックするためのソフト。今回は「Home Accelerated」、「Creative Accelerated」2種類をチェックした。
結果は、Homeのスコアが4344、Creativeが4991となった。GPUはCPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 630となるが、このスコアを見るかぎり、普段の作業においてグラフィックス面でも大きくストレスになるようなことはなさそうだ。
次にGPUのパフォーマンスを測るため、「3DMark」によるテストを実施。スコアは「Fire Strike」が1221、「Sky Diver」が4715、「Time Spy」が448となった。別途GPUを搭載しているわけではないので、負荷の高いソフトの稼働では多少影響があるかもしれない。
実際の3Dグラフィックスのレンダリングなどのベンチマークテストができる「CINEBENCH R15」。このソフトではCPU性能などを測ることができる。実際に試してみたところ、ベンチマークのスコアは下記のような結果となった。
グラフィックスAPIのOpenGLは58.60ポイント、CPUの性能テストでは959ポイントという結果となった。第8世代のモバイル向けCPUではあるものの、6コア/12スレッドのCPUなので、マルチコアのテストでは割と高めのスコアになっている。